切られお富!

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十月国立劇場 「通し狂言 開幕驚喜復讐譚(かいまくきょうきあだうちものがたり)」

2011-11-14 02:45:20 | かぶき讃(劇評)
アップする順番が入れ替わってしまったけど、先月の国立劇場の舞台の感想です。国立劇場は開場四十五周年ということで、「歌舞伎を彩る作者たち」と題して、毎月一人の狂言作者を取り上げる特集を組んでいます。十月は曲亭馬琴なんですが、この人の名前を聞いてピンとくる人は今何人くらいいるんだろう?わたしの子供の頃でさえ、図書館の「南総里見八犬伝」なんか読んでいるのは、わたしともうひとりくらいしかいませんでしたよ。ましてや、三島由紀夫が脚色した「椿説弓張月」だとか、そういえば芥川龍之介の「戯作三昧」という小説で風呂に入ってたオッサンじゃなかったっけとか思い出す人って…。というわけで、何ゆえに馬琴がトップバッターかっていう疑問は持ちつつつも、簡単に感想です。 . . . 本文を読む
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