ちょっと義理があって試写で観たんですが、なかなかよかった。主演のヴィゴ・モーテンセンはこの映画でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたんだそうだけど、確かに大熱演ではありましたね。突拍子もないたとえかもしれないけど、勝新の『兵隊やくざ』の風呂場の乱闘シーンなんかを思い出すような、インパクトのあるアクションが見られたしね~。
ネタバレは避けたいのであっさりととしか書かないけれど、簡単に言えば、ロンドンに忍び寄るロシア・マフィアの恐怖を描いたサスペンス映画で、クローネンバーグ監督をちょっと苦手にしているわたしにも、案外あっさり見れました。
モザイクのようなエピソードが巧妙に繋がって、話が展開していくさまは、知的に計算された演出だという印象を持ったし、要するに脚本がうまかったって事なのかもしれませんね。(たとえば、ヒロインがロシア語で書かれた日記の翻訳を、おじさんに頼まずに、怪しげなロシア人に頼むことになる、心理的ないきさつのくだりとか・・・。)
ヒロイン(ナオミ・ワッツ)の助産婦がひょんなことから関わる、ロシア人の渋い紳士。この男がたいへんな悪い奴なんだけど、その静かな貫禄が、フィルムノワールの悪役らしいニュアンスに富んだ芝居を見せてくれるし、ヒロインとロシア・マフィアの間に挟まる前述のヴィゴ・モーテンセンが、裸で大熱演!これが、わたしに言わせると、『兵隊やくざ』以来ってことなんだけど、何がなんだかわからない人は、『兵隊やくざ』とこの映画の両方を観て納得してください。
というわけで、地味な映画ながら、一応オススメ。
・『イースタン・プロミス』公式HP
<ご参考>
ネタバレは避けたいのであっさりととしか書かないけれど、簡単に言えば、ロンドンに忍び寄るロシア・マフィアの恐怖を描いたサスペンス映画で、クローネンバーグ監督をちょっと苦手にしているわたしにも、案外あっさり見れました。
モザイクのようなエピソードが巧妙に繋がって、話が展開していくさまは、知的に計算された演出だという印象を持ったし、要するに脚本がうまかったって事なのかもしれませんね。(たとえば、ヒロインがロシア語で書かれた日記の翻訳を、おじさんに頼まずに、怪しげなロシア人に頼むことになる、心理的ないきさつのくだりとか・・・。)
ヒロイン(ナオミ・ワッツ)の助産婦がひょんなことから関わる、ロシア人の渋い紳士。この男がたいへんな悪い奴なんだけど、その静かな貫禄が、フィルムノワールの悪役らしいニュアンスに富んだ芝居を見せてくれるし、ヒロインとロシア・マフィアの間に挟まる前述のヴィゴ・モーテンセンが、裸で大熱演!これが、わたしに言わせると、『兵隊やくざ』以来ってことなんだけど、何がなんだかわからない人は、『兵隊やくざ』とこの映画の両方を観て納得してください。
というわけで、地味な映画ながら、一応オススメ。
・『イースタン・プロミス』公式HP
<ご参考>
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ロシアン・マフィアは怖そうですね。最近のロシアはすごいことになっているらしいですね。これからはアメリカが没落していって、再びロシアが力を増していくのでしょうか。こわいですね。
それとこの記事の映画ですが、ロシア料理が結構出てくるので、観ていて食べたくなってしまいました。
でも、ロシア料理って、冬向きな感じもしますね~。