『生きているのはひまつぶし 深沢七郎未発表作品集』という本をたまたま読んでたら、凄まじい三島由紀夫の悪口が飛びだして、何だか笑ってしまった。でも、さすが深沢七郎、いい線いってる悪口なんだけどね!
「三島由紀夫は大嫌いなヤツだね。」
「(自分の娘が)三島由紀夫みたいな人のところへ嫁にやって、あんな死にかたしたら、オレはおこるね。自分のオカミサンをないがしろにして・・・失礼でしょう。」
「三島の事件のとき、三島由紀夫の奥さんの立場でものをいっている人は、ひとりもいないね。円地文子にしても、倉橋由美子でも、だれでも、女としての立場なんかいってやしないよ。なんだい、文学的だか何だか知らないけどオレからすれば、へんちくりんなこといっている。女として私は、三島の妻だったらだんぜん許せないわ、っていう女はひとりもいなかった。ふだんえらいこと言っててもダメだね。」
(以上、「三島由紀夫は少年文学」という章を中心に、引用しました。)
しかし、痛快じゃないですか?そうだ、その通りって思ってしまいました。円地文子は「女面」なんて小説が好きだったし、倉橋由美子についてもささやかながら追悼記事を書いたけど、深沢七郎ってある種飛びぬけたところがありますね。
で、この本、読み進むと誰かの口調に似てるって思えてくるんですよ。誰かって?そう、北野武!たぶん武って深沢七郎好きだったんじゃないかなって、思ってしまうんだけど、どうなんだろう?
とりあえず、興味を持った方は、有名な「楢山節考」や「東京のプリンスたち」でなく、「みちのくの人形たち」を読んでください。思わず胸が詰まります。
それと、このブログ内のカテゴリー「政治少女死なず」はちょっとだけ深沢七郎に絡んでるんですけど、よかったらコチラをそうぞ!
「三島由紀夫は大嫌いなヤツだね。」
「(自分の娘が)三島由紀夫みたいな人のところへ嫁にやって、あんな死にかたしたら、オレはおこるね。自分のオカミサンをないがしろにして・・・失礼でしょう。」
「三島の事件のとき、三島由紀夫の奥さんの立場でものをいっている人は、ひとりもいないね。円地文子にしても、倉橋由美子でも、だれでも、女としての立場なんかいってやしないよ。なんだい、文学的だか何だか知らないけどオレからすれば、へんちくりんなこといっている。女として私は、三島の妻だったらだんぜん許せないわ、っていう女はひとりもいなかった。ふだんえらいこと言っててもダメだね。」
(以上、「三島由紀夫は少年文学」という章を中心に、引用しました。)
しかし、痛快じゃないですか?そうだ、その通りって思ってしまいました。円地文子は「女面」なんて小説が好きだったし、倉橋由美子についてもささやかながら追悼記事を書いたけど、深沢七郎ってある種飛びぬけたところがありますね。
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とりあえず、興味を持った方は、有名な「楢山節考」や「東京のプリンスたち」でなく、「みちのくの人形たち」を読んでください。思わず胸が詰まります。
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