所詮、アメリカのお祭り。

わたしは見なかったけど、地上波各局が生中継したりして、オバマの大統領就任式を盛り上げていましたね～。でも、所詮、アメリカのお祭りでしょ？演説だって、所詮演説であって、そんなに中身はないんだし、日本に比べてアメリカはいいねみたいな話をしているのはバカなんじゃないかって気がするなあ～。だって、政治の仕組みが違うんだし、オバマはアメリカの国益に従って行動するんですからね～。アメリカ礼賛みたいなトレンドを今もって引きずっていると、「郵便貯金でアメリカの株を買え」なんて平気で言っていた竹中平蔵みたいな輩に飲み込まれますぞ！大丈夫？

努力と責任感で「どんな嵐にも耐えよう」オバマ大統領の就任演説　全文翻訳　＜特集・オバマのアメリカ＞(gooニュース) - goo ニュース

オバマには頑張って欲しいものの、過度に期待値が高いのが危ない感じだし（韓国の大統領の例がある！）、過去の大統領の就任時に比べてもナショナリズムを煽っている印象はなくもない。

まあ、所詮よその国のことだし、日本は日本として立派に対応していくしかないんじゃないですか？というより、ブッシュ政権時とは違った形で言いなりになっちゃいそうだから、悩ましいところなんだけど・・・。

ただ、そういうことより、ニュースとしてのライブ感のみを追求して、たいした論評分析を出来ないテレビっていうのは見る必要がないということは再度確認させてもらいました。

そんなことだから、巷間言われるように「年次改革要望書」を通して日本はアメリカに改造され続けるんですよ。たとえば、以下の事例なんか典型でしょ。


・独占禁止法改正・持株会社の解禁
・大規模小売店舗法廃止、大規模小売店舗立地法成立
・建築基準法改正
・労働者派遣法の改正、人材派遣の自由化
・健康保険において本人3割負担を導入
・郵政事業庁廃止、日本郵政公社成立
・法科大学院の設置と司法試験制度変更
・日本道路公団解散、分割民営化、
・新会社法成立
・新会社法の中の三角合併制度が施行

だから、オバマ礼賛の波になんぞ、わたしは容易に乗りませんよ。「ちょっといい話」くらいだったらＰＨＰかなんかで充分でしょ！（わたしはそういうの読まないけれど・・・。）

オバマの演説は英語学習教材くらいで留めておくべし！

平積みになっているオバマの演説集を書店で見かけるたびに、「日本人って乗せられやすいよね」って思ってしまいますよ！

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書) 関岡 英之 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る

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