切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、歌舞伎座(昼の部)を観てきました。

2016-01-17 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
今年初の歌舞伎座観劇。廓三番叟、鳥居前、石切梶原、茨木でしたが、見ものは月並みながら吉右衛門の石切ですかね。玉三郎の茨木はちょっと独特だったな~。ということで、簡単な印象のみ。

廓三番叟は孝太郎の傾城が貫録がついたな~という印象。鳥居前は橋之助の忠信が、本来弁慶のニンのひとなのにと思えた。児太郎の静御前は古風で、彌十郎の弁慶と門之助の義経が立派。

そして、石切梶原だけど、渡辺保さんが書いていた通り、今回の吉右衛門の梶原は終始穏やかで、しかめっ面の梶原が多い中、異色。そして、六郎大夫の歌六に、芝雀の梢がよいですね~。
しかし、近頃人気の刀剣乱舞のファンはこういう芝居をどう思うんだろう?

で、最後は玉三郎の茨木。この演目は、歌右衛門の品のいいおばあさんがあまりに印象的で、なかなかその幻影から抜け出せないんですが、玉三郎の何度目かの茨木は随分老けて見えた。だいぶ気難しいそうな老婆である。

松緑の渡辺綱は、舞台最後の前後に足を開脚して決まる形が美しい。ただ、台詞には音量があるのに切れ味に乏しいのが残念。初代辰之助とか富十郎の切れ味鋭い口跡が懐かしい。

ということで、詳しい感想はまた後日。今年は何とか歌舞伎座だけでも12か月連続劇評達成したいなあ~。
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