映画『残菊物語』のデジタル修復と新派公演をめぐって

巨匠溝口健二監督の映画『残菊物語』のデジタル修復＆カンヌ出品、新派公演の「残菊物語」に春猿出演のニュースを読んで、とりあえず映画『残菊物語』が観たくなりました。この映画の長い長い土手のシーンが忘れられません。花柳章太郎と森赫子！森赫子が負ぶっている子供がのちの六代目菊五郎だという設定って、歌舞伎ファンなら知ってて当然ですよね！

・映画『残菊物語』がカンヌ映画祭出品、春猿が舞台出演への思いを新たに

フランス人の映画好きインテリなんかは、いまだに日本映画＝溝口健二という感じらしくて、よく観てるなと感心したこともありますが、じつはわたしの方がたくさん観てるよと言い返したくなったことも何度か…。

ま、そんなことはともかく、大きなスクリーンで久々に観たくなりました。

また、新派ですが、「残菊物語」もいいけど、個人的には北條秀司の「佃の渡し」をやって欲しいんですよね。以前、NHK-BSの日本演劇大全集という番組で放送した花柳章太郎の舞台が素晴らしくて、生の舞台が観てみたかったと、つくづく思いました。春猿にはこういうのをやってもらいたいと思いつつ、本当は玉三郎がやってくれないかというのが秘めたる本音。泉鏡花の「日本橋」は何度もやってますからね。

ということで、どうも脱線気味でよくなかったかな？

	あの頃映画 松竹DVDコレクション 残菊物語
	クリエーター情報なし
	松竹

	昭和演劇大全集
	クリエーター情報なし
	平凡社