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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『バーン・アフター・リーディング』 コーエン兄弟 監督

2009-04-29 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
ちょっと義理があって観ました。簡単に感想っ。

ジョン・マルコビッチやブラピが出ているおバカ映画って感じですが、ジョン・マルコビッチが自伝を書こうとしてヴォイス・レコーダーに吹き込む語りだしが『グレート・ギャツビー』まんまだったのには笑いました。(日本だったら、「吾輩は猫である。名前はまだない」とか、「親譲りの無鉄砲で損ばかりしている」みたいなノリなんでしょうね、きっと。)

たぶん、この手のパロディーがこの脚本にはちりばめられているんだろうけれど、こういうのって、英語ネイティブにしか判らないんでしょうね~。わたしには無理!

で、わたしが興味深かったのは、これだけ高額ギャラの役者ばかりでロケ中心の撮影なんだから、細切れに撮影し、編集で成立したに違いない作品だってことですかね~。

だから、この映画の撮影スケジュール表(業界では「香盤表」)こそが、この映画製作における最大の<傑作>だったんじゃないのって気もしますが、さて、どうでしょう?

とはいえ、ブラピのバカっぽさがそれなりに笑えますし、サラリーマンの悲哀みたいなものがマルコビッチにもある。

休日に観るというより、平日の仕事帰りに観る軽い映画っていうのが、この作品のイメージだとわたしは思うなあ~。

というわけで、軽くオススメ!




バーン・アフター・リーディング (ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー 出演) [DVD]



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