切られお富!

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映画『蜜の味』出演女優の追悼から

2015-05-09 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
たまたまモリッシー関連の記事を読んでいて、映画『蜜の味』でヒロインの母親役だった女優へのコメントを出していることを知りました。もっとも、日本ではあんまりなじみがない人だし、わたしも『蜜の味』くらいしかパッと思い出せないから、偉そうなことは言えませんが、とにかく、彼にとっては原作も映画も、いまもって大事な作品なんでしょうね、たぶん。

戯曲『蜜の味』は、当時18歳の労働者階級の女の子シーラ・ディレイニーの書いた作品で、世界的なセンセーションを巻き起こし映画化もされました。

モリッシーはよほどこの作品が好きらしく、映画の主演女優やシーラ・ディレイニー本人の画像をたびたびCDジャケットに使っているほど。

わたしものせられて、小田島雄志訳の翻訳本を二冊持っていたりしますが、モリッシーとの影響関係を深く考えるのなら、原著を読むべきなんでしょうね~。

また、トニー・リチャードソン監督の映画もまずまずで、かわいくない子を主演にする感じが、逆によいんですよね。

で、亡くなったのはドラ・ブライアンという女優。


(以下、記事より引用、カッコ内は筆者)


>(モリッシーは)女優ドラ・ブライアンの死(2014年7月死去)が大きく取り上げられなかったことを嘆き、「このXファクトリーの社会では、ビッグ・ブラザーに出演したことがない人は英国のメディアで偲ぶ価値はないようだ。悲しいことに」と綴った。


んん、こういう現象は、日本のメディアにも言えるんだろうな~とは思います。


とはいえ、映画『蜜の味』はもっと観られるべき映画だとは思います。同じ監督だと、『マドモアゼル』という映画も有名ですが、個人的にはジョディ・フォスターやナスターシャ・キンスキーの出ていた『ホテル・ニューハンプシャー』の方が良かったなあ~。


ということで、とりとめがありませんが・・・。


・モリッシー、リチャード・アッテンボローとローレン・バコールを追悼

PS:「蜜の味」で検索すると、叶恭子とか壇蜜が出てきちゃうのは、ちょっと言葉の意味が違うし、なんだか情けない気がしました。モリッシーならずとも。



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