切られお富!

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市川右近、三代目市川右團次を襲名へ

2016-05-27 23:17:56 | かぶき讃(トピックス)
右近だから、「右團次」なのかな?個人的にはちょっと意外性あったんですが、来年の1月の新橋演舞場が楽しみですね。

わたしはてっきり、高島屋一門の大名跡「小團次」を復活させるのかな~と思っていました。黙阿弥の傑作は幕末の名優四代目市川小團次にあてて書かれたものですし、いつか復活させてほしい名跡ですね。それに、「右團次」は右之助の家の名跡だと思っていましたから、右近が継ぐんだあ~と。

市川宗家が名跡を預かっていて、「右」つながりだから、復活ってことなんでしょうか。子供が「右近」を名乗るんだから、わかりやすいといえば、わかりやすいですね。でも、右近は「澤瀉屋」で、右團次は「嶋屋」ということにするのか、いっそ右近も「嶋屋」にするのかな?(ま、その方がわかりやすいですけど・・・。)

で、気になるのは襲名演目。普通に考えれば「四の切」なんだろうけど、6月も猿之助がやるんだし、ちょっとありきたりですよね。といって、「黒塚」で襲名というのも、ちょっと地味か。なので、いっそ、「小栗判官」か「伊達の十役」で襲名なんてあたりがよいんだけど、勝手な要望でしょうか?意外性で、「椿説弓張月」とか・・・。でも、順当に考えたら、猿之助四十八撰から取るんでしょうから、「天竺徳兵衛」とか「金幣猿島郡」、「獨道五十三駅」あたりもよいな~。

ということで、演目と出演者の発表が今から楽しみです。

舞台パンフレット 第五回市川右近の会 平成9年国立大劇場公演 市川右近 市川猿弥 市川笑三郎 市川亀治郎 澤村田之助
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