若い時の永井荷風が福地櫻痴のツテで歌舞伎座の狂言見習いをやっていたって話は前から知っていたんだけど、実際に荷風の名前が載った歌舞伎座の番付が現存するって知りませんでした。もちろん、本名の永井壮吉の名前で載っています!
『座談会 昭和文学史 三』という本の中に画像が掲載されていますので、興味のある方はどうぞ!井上ひさしが対談のなかで、「写真を見たことがある!」と語り、画像が載っているんですが、わたしは結構感動しましたね、本当だったんだと。
井上ひさしの推測だと、荷風は場面転換のきっかけなんかに使う拍子木を打っていたはずで、番付からいって下っ端ではなく、助筆作者くらいまでにはなっていたとのこと。落語家の弟子になったり、歌舞伎座で働いたりと、なんだか羨ましい青春時代だなあ~なんて感心してしまいますね。三島由紀夫の古典主義より全然地に足がついてる感じがしますし。
というようなわけで、ご興味のある方は本をお探しください!
(過去に書いた関連記事)
・三津五郎の父方の祖父が、永井荷風の『腕くらべ』に出てくる歌舞伎役者のモデルだったという話。
・12月3日はゴダールの誕生日である!
・梅雨時の短編小説(「短夜」永井荷風)
・『腕くらべ』 永井荷風 著
・『荷風と左団次』 近藤富枝 著
『座談会 昭和文学史 三』という本の中に画像が掲載されていますので、興味のある方はどうぞ!井上ひさしが対談のなかで、「写真を見たことがある!」と語り、画像が載っているんですが、わたしは結構感動しましたね、本当だったんだと。
井上ひさしの推測だと、荷風は場面転換のきっかけなんかに使う拍子木を打っていたはずで、番付からいって下っ端ではなく、助筆作者くらいまでにはなっていたとのこと。落語家の弟子になったり、歌舞伎座で働いたりと、なんだか羨ましい青春時代だなあ~なんて感心してしまいますね。三島由紀夫の古典主義より全然地に足がついてる感じがしますし。
というようなわけで、ご興味のある方は本をお探しください!
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・『荷風と左団次』 近藤富枝 著
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