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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、国立小劇場におりました!

2010-09-18 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
文楽公演<第二部>観てました。住大夫、蓑助登場となれば、満員御礼は当然ですかね!

演目は「勢州阿漕浦(せいしゅうあこぎがうら)」と「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」。

「勢州阿漕浦」は久々じゃないですか。でも、ちょっと渋過ぎな感も・・・。住大夫、元気でした。だけど、せっかくなら、他のものが聞きたかったかな?

「桂川」の帯屋の段は嶋大夫。ここは住大夫も得意だけど、ふたりの演じ方に違いがあるなあ~と思った。でも、巧くいえないんですよね。住大夫が男性的で情の世界だとすると、嶋大夫は女性的でセンチメンタル・・・。わたしはどちらも大好きですけどね!

で、「桂川」の切り場奥。千歳大夫が以前より緩急がついて、ぐっと聴きやすく、情が深まった。前回も褒めているけど、ここへきてよいですね。以前は悪い意味の熱唱って感じでだったけど、変わってきた。

蓑助のお半は華やかだけど、少しお姉さんな感じか。勘十郎の長右衛門は「今の四十代」って感じ。つまり、ちょっと若い。吉右衛門が歌舞伎で演じたときほど、主人っぽくはない。

と、この演目を観ると、落語の「胴乱の幸助」を聴きたくなるなあ~。

というわけで、充分楽しませてもらいました!

(参考)以前書いた記事。
・文楽と落語、「どうらんの幸助」をめぐって。

桂文珍14「胴乱の幸助」「老楽風呂」

ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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