二世松緑27回忌追善。「音羽嶽だんまり」、「矢の根」、「一條大蔵」、「文七元結」。なかでも、仁左衛門の一條大蔵卿と藤十郎の曽我十郎が見ものでした。簡単な感想のみ。
松緑の「矢の根」の五郎は台詞も姿もなかなか立派で、しっかりとした追善らしい舞台。でも、本の2,3分(?)くらいしか出なかった夢枕(?)の十郎を演じた坂田藤十郎がなんとも記憶に残る舞台でした。この役は田之助もよかったけど、独特の憂いの形が絶品。
仁左衛門の一條大蔵は大阪松竹座で観て以来でしたが、18世勘三郎の幼げ、吉右衛門の腹芸との比較でいえば、仁左衛門が一番京都のお公家さんらしいやわらかさ。歌舞伎座でも観られてよかったですよ。
菊五郎劇団&玉三郎のベテランで脇を固める「文七元結」は、ベテラン陣もさることながら、梅枝の文七が予想外の上出来。若手女形としても素晴らしいけど、立ち役も大したもので驚きました。親の教育がいいのか、本人が勘のいい人なのか。
以上、夜の部の観劇も楽しみになってきました。
松緑の「矢の根」の五郎は台詞も姿もなかなか立派で、しっかりとした追善らしい舞台。でも、本の2,3分(?)くらいしか出なかった夢枕(?)の十郎を演じた坂田藤十郎がなんとも記憶に残る舞台でした。この役は田之助もよかったけど、独特の憂いの形が絶品。
仁左衛門の一條大蔵は大阪松竹座で観て以来でしたが、18世勘三郎の幼げ、吉右衛門の腹芸との比較でいえば、仁左衛門が一番京都のお公家さんらしいやわらかさ。歌舞伎座でも観られてよかったですよ。
菊五郎劇団&玉三郎のベテランで脇を固める「文七元結」は、ベテラン陣もさることながら、梅枝の文七が予想外の上出来。若手女形としても素晴らしいけど、立ち役も大したもので驚きました。親の教育がいいのか、本人が勘のいい人なのか。
以上、夜の部の観劇も楽しみになってきました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます