切られお富!

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キース・リチャーズのドキュメンタリー映画『アンダー・ザ・インフルエンス』を観て

2015-10-19 17:36:41 | カメレオンのための音楽
Netflixで独占配信中の作品ですが、キースの新譜が素晴らしかったのと、Netflixのお試し期間中に観ておこうということで、鑑賞。素晴らしい作品です。DVDが出るんなら買ってもいいと思ったくらい。ということで、簡単に感想っ。

雑誌のインタビューを除けば、キースがこんなにフランクにいろいろなことを語っているって、記憶にないですね。で、新譜製作、半生、音楽と様々なことを語っていますが、なかでも、映画のタイトル通り、影響を受けた音楽やミュージシャンについてのエピソードが秀逸。特に、ストーンズのバンド名の由来とも関係するミュージシャン、マディ・ウォータースとのリスぺクトフルなエピソードには、本人たちならずとも目頭が熱くなることでしょう!(最初の出会いからしてビックリですが、詳しくは映画をご覧ください。)

そもそもブルースの良さを知ってもらいたくて作ったバンドだったというローリングストーンズ。好きなものを通して、好きなものに忠実であるがゆえに世界が広がっていくって、素敵なことだなあ~ってつくづく思いましたよ。そういう意味では、わたしの方がこの映画を通して、キースのunder the influenceに入ってしまったような気がします。また、トム・ウェイツとの交流も、この映画を観るまでここまで深いとは思っていませんでした。

あと、最後の方に出てくる音信不通だった父親との再会のくだりも男っぽくてよいです。

ということで、新譜とセットのマストアイテムです。おすすめ!

PS:劇中に出てくるチェスレコードのことが気に名なった方は、チェスレコードのヒストリーをドラマ化した映画『キャデラックレコード』をご覧になることをお勧めいたします。


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