切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

歌舞伎座(夜の部)を観てきました。

2016-02-06 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
吉右衛門の籠釣瓶なんてよいに決まっていますが、それにしても今回は名演でした!よい娘婿をもったなと。よ!播磨屋!音羽屋!

最初が、「ひらがな盛衰記 源太勘当」。勘三郎襲名のときに今の勘九郎と海老蔵がやってた芝居だなと思ったら、歌舞伎座ではあれ以来の上演なんですってね。当時で11年ぶりだけど、今回も2005年以来!今回は二世鴈治郎から教わったという梅玉さんの源太に弟役が錦之助。勘九郎のときとは違って落ち着いた感じの舞台でしたね。秀太郎の延寿は前回同様の出演でしたけど、今回の方が渋みをましたかな。あんまり出ない演目なんで、もう一回観ようかなというところですが・・・。

次がおまちかねの籠釣瓶。吉右衛門は融通無碍の舞台だし、菊之助の八つ橋は菊五郎との籠釣瓶もあったせいか、落ち着いたよい出来。吉右衛門のこの芝居の相手役は雀右衛門がよかったな~と思っていたけど、菊之助もなかなかのものです。最近、立役寄りのこの人だけど、女形の大役では久々の大当たりだと思いました。

菊五郎の栄之丞はニンにない役だけど、気のいい男という感じで、彌十郎の権八が好演。

ま、2時間近い舞台が最後までアッという間。観ないと人生損しますね、これは。

最後が松緑&時蔵の「浜松風」。松緑と時蔵の観た感じの姿がよいんですが、特に時蔵の舞踊は、わたしは好きです。たしか同級生だった勘三郎、三津五郎亡き後、この世代の踊り手としては一番雰囲気があるんじゃないでしょうか。名芸妓だった三代目時蔵夫人小川ひなさんの血をひいてるからっことなんですかね~。

ということで、月初に観たのがもったいないくらいの舞台でした。そのうち詳しく感想書きます!
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