切られお富!

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『TV ウワサの眞相』が取り上げた公安の話。

2006-01-10 05:34:51 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
ひょっとしたら覚えている人もいるかもしれないけれど、「いつか公安について書いてみたい」ってことをこのブログで書いたことがある。それはささやかながら、個人的な体験が絡んでの話なわけですが…。

じつは結構前の話、ちゃんと給料を払わないある企業に抗議しようというわけで、その会社の社前で行われた抗議活動に参加する羽目になった折、見知らぬおっさんが二人、わたしたちの後方で頻りにメモを取っているのを見かけた。

「あれって何?」ってわたしが周囲に訊いたところ、「公安だよ、あれが。」と聞かされ「へぇ~」って感じになった。なぜなら、この抗議行動なんて、わたしが参加してるぐらいだから大変地味でささやかなものだったし、随分暇な人たちなんだなっていうのが、そのときわたしの感じたことだった。(念のため断っておきますが、わたしは右翼でも左翼でもありません。どんな色であれ、「旗」にすがって生きるのがイヤなんです。)

そういえば、薬害エイズ問題で小林よしのりが厚生労働省なんかに抗議活動をしていた折も、公安が姿を現して小林よしのりが激怒、「オウムは取り締まらないで、何でこういうときに出てくるんだ」と言ったって話も聞いたことがあったなあ…。

というわけで、何をやってんだかわからない組織で、なぞのベールに包まれている公安。よく聞く話だと、おまわりさんが持ってくる住民カード(?)を提出しないと公安にマークされるっていうのがあるぐらいで、普通に暮らしていればまったく接点がない。

と思っていたんだけど、先日放送された、「TV ウワサの眞相」の公安の話の回は衝撃的でおっかないものだった。

昔の陸軍中野学校ばりのスパイ養成、尾行、盗聴、24時間監視、不当逮捕に、公安OBが公安の暴露本を出したところ、でっち上げ事件を仕掛けられたなんて話まで飛び出し、「エェ~!」って感じになった。(あと、森達也さんの『A』の後日談も凄い!)

わたしは秘密諜報機関があること自体否定する気はないのだけど、彼らが時代錯誤の反共思想を振りかざす一方、オウム事件や北朝鮮拉致事件を防げなかったことが大問題だと思うし、早晩成立しかねない共謀罪の問題や日本社会に増え続ける監視カメラの問題も考え合わせると、恐ろしい世の中になってきたという印象を持たざるを得ない。

というわけで、必見の番組です。興味のある方は再放送をご覧ください!

尚、ご覧になれない方は、以下の本をご参考まで!

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