もうレンタルで出てるんですね。というわけで、劇場には行けなかったので早速見てみました。簡単に感想っ。
とにかく、右寄り政治家だのネット右翼みたいな連中がさんざん騒いでいたこの作品。
よっぽど、彼らを逆なでするような内容なんだろうなあなんて思っていたら、全然そんなことなくて、かえって拍子抜けしてしまいましたよ。
むしろ、この中国人監督の姿勢は、「自分の意見をなるべく出さないこと」に徹しているようにさえ見えますね。たとえば、監督自身が小泉の靖国参拝についてどう考えるか尋ねられるシーンでは答えないんですから。(答えたけど、編集してあるのかもしれないけれど。)
わたしなんか、そういうところがかえって、物足りなく思ったりしたくらいだけど、逆に言えば、この程度の自己主張の作品になんで、あんなに政治家は目くじら立てなきゃいけないのか、よっぽど暇なのか?と思えるくらいに、わりと普通の作品だっていうのが、わたしの印象ですね。
で、わたしが一番面白かったのは、小泉の靖国参拝賛成のビラを配っていたアメリカ人のくだり。最初はこの「変わったアメリカ人」を歓迎していた日本人靖国参拝者たち。「アメリカ人にもこういう人がいるんだ」って調子で、賛同者も結構いたのに、途中から割って入った、彼の主張を聞きもしない頑迷な日本人が登場して、頭ごなしに「アメリカ人の来るところじゃない」とかいって喧嘩を始めるんですよ。
このくだりなんかは、この映画自体を取り巻いた反対運動を予言していたような場面なんじゃないですか?
それと、この映画に対する批判として、いわゆる「捏造写真」が出てくるという話があるけれど、別にそれ自体あんまり意味のある使われ方はしてないんですよね。(背景画像として、チラッと使われる感じか。)
だから、映画批評としてこの件をいうのは、全然本質から外れてるんじゃないですか?
というわけで、靖国をとりまく現象を写したこの作品。果たして右翼が許せないほどの映画なのか?むしろ、この映画に騒いでいた連中の心の狭さばかりが気になったわたしでした。
しかし、瀬島龍三が許せてこの映画程度が許せないのは、右翼でもなんでもないんじゃないですか?
因みに、わたしの靖国観はココです。
<参考記事>
・世界に生き恥を晒した、文化オンチ政治家の群れ!
とにかく、右寄り政治家だのネット右翼みたいな連中がさんざん騒いでいたこの作品。
よっぽど、彼らを逆なでするような内容なんだろうなあなんて思っていたら、全然そんなことなくて、かえって拍子抜けしてしまいましたよ。
むしろ、この中国人監督の姿勢は、「自分の意見をなるべく出さないこと」に徹しているようにさえ見えますね。たとえば、監督自身が小泉の靖国参拝についてどう考えるか尋ねられるシーンでは答えないんですから。(答えたけど、編集してあるのかもしれないけれど。)
わたしなんか、そういうところがかえって、物足りなく思ったりしたくらいだけど、逆に言えば、この程度の自己主張の作品になんで、あんなに政治家は目くじら立てなきゃいけないのか、よっぽど暇なのか?と思えるくらいに、わりと普通の作品だっていうのが、わたしの印象ですね。
で、わたしが一番面白かったのは、小泉の靖国参拝賛成のビラを配っていたアメリカ人のくだり。最初はこの「変わったアメリカ人」を歓迎していた日本人靖国参拝者たち。「アメリカ人にもこういう人がいるんだ」って調子で、賛同者も結構いたのに、途中から割って入った、彼の主張を聞きもしない頑迷な日本人が登場して、頭ごなしに「アメリカ人の来るところじゃない」とかいって喧嘩を始めるんですよ。
このくだりなんかは、この映画自体を取り巻いた反対運動を予言していたような場面なんじゃないですか?
それと、この映画に対する批判として、いわゆる「捏造写真」が出てくるという話があるけれど、別にそれ自体あんまり意味のある使われ方はしてないんですよね。(背景画像として、チラッと使われる感じか。)
だから、映画批評としてこの件をいうのは、全然本質から外れてるんじゃないですか?
というわけで、靖国をとりまく現象を写したこの作品。果たして右翼が許せないほどの映画なのか?むしろ、この映画に騒いでいた連中の心の狭さばかりが気になったわたしでした。
しかし、瀬島龍三が許せてこの映画程度が許せないのは、右翼でもなんでもないんじゃないですか?
因みに、わたしの靖国観はココです。
<参考記事>
・世界に生き恥を晒した、文化オンチ政治家の群れ!
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