観ましたよ、海老蔵の特番。割と率直に語っていて、予想外に面白かったなあ~。でも、海老蔵が着ていた赤い派手なガウンにはちょっと引いたけど・・・。
・名門に生まれるということ…
〜市川海老蔵・宿命と苦悩の物語〜(番組公式HP)
パリ・オペラ座での公演を中心にした番組だったけど、海老蔵もスタッフを信頼していたのか、随分率直なことを言うもんだなあっていうのがわたしの感想でした。
初役の勧進帳・弁慶役を逃げ出しかけたエピソードは以前も襲名のときのテレビの特番で出てきた有名な話だし、お祖父さんの十一代目團十郎に憧れているってことも、歌舞伎ファンなら周知の話でしょう。
わたしが面白かったのは、「自分は恵まれ過ぎているのが悩み」と語ったくだり。もちろん、何を生意気なと思った視聴者もいるんだろうけど、歌舞伎座で海老蔵の舞台を観たことがある人なら、彼が舞台に関しては大変な勉強家で努力家であることを知らない人はいないはず。で、その彼をしての発言だから興味深いんですよ。
わたしがこの発言に注目したのは、父親を早く亡くし苦労しながら大名跡を継承している父親・十二代目團十郎を海老蔵は意識しているのかなと、観た瞬間感じたから。
いまだと、尾上松緑が似たような状況だけれども、かつての芸に厳しい先輩役者に囲まれ、口跡の難を批判されながらも、今の地位まで来た父親に対して、むしろ誉められることのほうが多い状況にいる今の海老蔵はコンプレックスを持っているのかもっていうのが、わたしの深読み。(因みに、若き日の團十郎が竹本住大夫から厳しい稽古をしてもらっている映像はもっと見たかった!!)
あと、下世話なことで言うと、将来の海老蔵夫人は、母親の團十郎夫人みたいな女性じゃないと務まらないだろうなあっていうのも、画面から感じたなあ~。(おおらかで、世話好きじゃないと、こういう男と付き合うのは無理ですよ、きっと。)
番組の最後で、父親の弁慶が祖父に似ていることに気づいたと語る件り(「時間の使い方が似ていると海老蔵はいう。)、「目標ができた。簡単に言えば、團十郎」って答えた件りは、わたしは妙に納得しました。
まあ、いい番組でした。歌舞伎ファンにも興味深いような。
でも、海老蔵、女遊びもほどほどにね!
・名門に生まれるということ…
〜市川海老蔵・宿命と苦悩の物語〜(番組公式HP)
パリ・オペラ座での公演を中心にした番組だったけど、海老蔵もスタッフを信頼していたのか、随分率直なことを言うもんだなあっていうのがわたしの感想でした。
初役の勧進帳・弁慶役を逃げ出しかけたエピソードは以前も襲名のときのテレビの特番で出てきた有名な話だし、お祖父さんの十一代目團十郎に憧れているってことも、歌舞伎ファンなら周知の話でしょう。
わたしが面白かったのは、「自分は恵まれ過ぎているのが悩み」と語ったくだり。もちろん、何を生意気なと思った視聴者もいるんだろうけど、歌舞伎座で海老蔵の舞台を観たことがある人なら、彼が舞台に関しては大変な勉強家で努力家であることを知らない人はいないはず。で、その彼をしての発言だから興味深いんですよ。
わたしがこの発言に注目したのは、父親を早く亡くし苦労しながら大名跡を継承している父親・十二代目團十郎を海老蔵は意識しているのかなと、観た瞬間感じたから。
いまだと、尾上松緑が似たような状況だけれども、かつての芸に厳しい先輩役者に囲まれ、口跡の難を批判されながらも、今の地位まで来た父親に対して、むしろ誉められることのほうが多い状況にいる今の海老蔵はコンプレックスを持っているのかもっていうのが、わたしの深読み。(因みに、若き日の團十郎が竹本住大夫から厳しい稽古をしてもらっている映像はもっと見たかった!!)
あと、下世話なことで言うと、将来の海老蔵夫人は、母親の團十郎夫人みたいな女性じゃないと務まらないだろうなあっていうのも、画面から感じたなあ~。(おおらかで、世話好きじゃないと、こういう男と付き合うのは無理ですよ、きっと。)
番組の最後で、父親の弁慶が祖父に似ていることに気づいたと語る件り(「時間の使い方が似ていると海老蔵はいう。)、「目標ができた。簡単に言えば、團十郎」って答えた件りは、わたしは妙に納得しました。
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でも、海老蔵、女遊びもほどほどにね!
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