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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、「亀治郎の会」観てました!

2010-08-21 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
本日は国立大劇場、「第8回亀治郎の会」を観てました!土曜日11時からの回でした!演目は「義経千本桜 道行~四の切」と「上州土産百両首」。しかし、よ~くお客さん入っていました!普通の国立劇場公演より入っているんじゃないのかな?というわけで、簡単な印象だけ!

千本桜は義経=染五郎、静御前=芝雀で、清元が延寿太夫、義太夫=葵太夫って、これは自主公演じゃなくて、花形歌舞伎のレベルですよ!しかも、5日間やってチケット完売!凄い事になってますね!ほんとに!

で、芝居についてなんですが、「千本桜」はくしくも新橋演舞場の海老蔵と競演という形になりましたね!しかも、教わっているのがどちらも猿之助!比較論でそのうち感想を書こうと思いますが、わたしのあっさりした感想でいえば、亀治郎は「かねる役者」の狐忠信だったなあ~という印象。また、海老蔵の台詞のなまりとは違う口跡の舞台だったという感じもある・・・。

次は、「上州土産百両首」。わたし、この舞台を観て、亀治郎に演出家としての可能性を見ました!

野田歌舞伎以降の新作歌舞伎が歌舞伎に与えたインパクトのひとつは、舞台美術の革新じゃないですか?

そういう意味では、亀治郎は近年の新作歌舞伎の成果を冷静に分析しているのでは?

そんなことを考えさせられる、凝りに凝った美術でした。

この芝居に関しては、猿之助、勘九郎共演の舞台映像が残っていて、わたしも観劇前に観ましたが、比較論から演出家=亀治郎のたくらみが見えてきそうな気も・・・。

というわけで、今年もおおいに感心した自主公演でした!来年も国立劇場でやるんだそうです!もちろん、来年も行きますよ!

<過去の「亀治郎の会」の感想>
・第6回 亀治郎の会
・第7回 亀治郎の会
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