以前の記事のコメントでご紹介頂いた、NHKの「岩城宏之ベートーヴェンとともにゆかん」を観たんですが、いい番組でしたね。岩城流ベートーヴェン論になっていて、なかなか興味深かった。第9の4楽章を、「くだらないと思う」「実はバカバカしいと思っている」という発言は辛口ながら、実をいうとわたしもほぼ同意見だったりするし、8番が一番好きだというのも結構共感。やっぱり、実演を聴いてみたかったですね。
・岩城宏之公式HP
わたしの好きなベートーヴェンの交響曲は4、7、8番で、6もクライバーのとシューリヒトは割りと好き。9番は1,2,3楽章くらいまでは好きなんですが…。(チェリビダッケのとテンシュテットの死ぬ前くらいのものが好きかな。)
4番と8番が好きなのは、女性的だしブラームスっぽいベートーヴェンだからなんだけど、最近はピアノ協奏曲を聴く回数の方が増えてしまった感じではある。
P協だと、駄作という説もある3番が好きで、渋い4番や立派な5番もいいんだけど、趣味的には3番、2番になっちゃいますね、よく聴くのは。(3だとアルゲリッチ&アバドのやつと、ミケランジェリ&ジュリーニの。)
話を番組に戻すと、岩城さんが晩年病気がちだったというのはよく知らなかったので、大変だったんだなということはよくわかりました。
気になったのは、ベートーヴェンの交響曲第1番から第9番まで全曲やる演奏会って後を引き継ぐ人がいるのかなってこと。
故人の意思を引き継いで、どなたかやってほしいなあとは思いました。でも大晦日以外がうれしくはあるんだけど。(多分、年末年始は旅行に行くので。)
・岩城宏之公式HP
わたしの好きなベートーヴェンの交響曲は4、7、8番で、6もクライバーのとシューリヒトは割りと好き。9番は1,2,3楽章くらいまでは好きなんですが…。(チェリビダッケのとテンシュテットの死ぬ前くらいのものが好きかな。)
4番と8番が好きなのは、女性的だしブラームスっぽいベートーヴェンだからなんだけど、最近はピアノ協奏曲を聴く回数の方が増えてしまった感じではある。
P協だと、駄作という説もある3番が好きで、渋い4番や立派な5番もいいんだけど、趣味的には3番、2番になっちゃいますね、よく聴くのは。(3だとアルゲリッチ&アバドのやつと、ミケランジェリ&ジュリーニの。)
話を番組に戻すと、岩城さんが晩年病気がちだったというのはよく知らなかったので、大変だったんだなということはよくわかりました。
気になったのは、ベートーヴェンの交響曲第1番から第9番まで全曲やる演奏会って後を引き継ぐ人がいるのかなってこと。
故人の意思を引き継いで、どなたかやってほしいなあとは思いました。でも大晦日以外がうれしくはあるんだけど。(多分、年末年始は旅行に行くので。)
岩城さんの演奏は仙台フィルでチャイコフスキーの「悲愴」を聞いたことがあります。非常にザッハリヒな演奏だったけど、外山雄三などの指揮とは違い、味気ない感じもなくて、非常に好感の持てる真摯ないい演奏でした。
家にある30年位前の音楽の友社「オーケストラのすべて」という雑誌を読んでいたら、岩城がウィーン・フィルを指揮したという記事があって、「これからオレは日本代表として世界に通用する指揮者になる」なんて意気揚々と語っていました。
結局小澤がそうなれて、岩城がそうなれなかった理由はいったいなんなんでしょうね。
でも、やってるときは夢中になってやっているというし、ベートーヴェンが第4楽章を書き終えた後に、撤回して器楽だけの別の楽章を書こうとしたって話は初めて知りました。
因みに、「田園」の第3楽章の自然描写は、ベートーヴェンも耳が聞こえなくなって十何年経っているので、ベートーヴェンにしてはつたないんじゃないかとも言ってましたね。
それと、87年以降20回以上の手術を繰り返していたって話も番組で初めて知りました。
あと、わたしも全交響曲を一晩で演奏っていうのはナンセンスだと思っていた口ですが、連続演奏して聞けるのは、作品ごとに面白みの違うベートーヴェンくらいかなって気もします。
だって、マーラーとかブルックナーじゃあ、気が遠くなりますよね~。ブラームスだったらちょっといいかなって気もするけれど・・・。
というわけで、番組としては面白かったなってところでしたよ。
でも、クラシックって狭い世界みたいだから、あんまり滅多なことはいえないのかもしれませんね。(よくわからないけれど。)