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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

<訃報> 脚本家 石堂淑朗

2011-12-01 23:28:23 | アメリカの夜(映画日記)
松竹ヌーヴェルバーグの脚本家、というより松竹ヌーヴェルバーグのど真ん中を生きた人って感じかな?ご冥福をお祈りいたします。

まず、脚本よりも前に、出演作!大島渚監督の映画『絞死刑』の拘置所の教誨師役でしょ。

もちろん上手くないんだけど、ヘンなオヤジの存在感がわたしには堪らなかったナア~。この映画自体は全然好きじゃないんだけど、映画のなかで元気に走りまわる石堂淑朗だけは好きでした!

本業の脚本では、大島渚作品、吉田喜重作品とともに、忘れてはならないのは浦山桐郎監督作品でしょ。個人的には和泉雅子主演の『非行少女』。浦山監督にとっては吉永小百合の『キューポラのある街』に続く二作目だけど、監督にとってはコチラの方が快心の作品だったのでは?

あと、安原顕の出してた本によく寄稿してたという印象もある。東大出だけあって、フローベールを原書で読む会に出てたとかって話を読んだような…。

しかし、田村猛といい、この人といい、昔の脚本家って濃かったなあ~、と。

今がどうとはいいませんがね。

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