だいぶ前に映画館で観たんだけど、いたく感動いたしまして、一応、感想っ。
ネタバレしないように、ストーリーについての言及は避けつつ感想を書くんだけど、この映画の<特徴その1>は、「宮崎あおいの魅力全開の映画」ってことですかね?
とかく「頑張っている真面目な女の子」みたいなイメージになりがちな彼女から様々な表情を引き出したという意味で、宮藤監督はよい演出家だなあと思いましたよ!
といっても、彼自身が純粋に宮崎あおいファンということなのかもしれませんけどねぇ~。というか、要するに、オヤジがあおいちゃんをイジリたい目線で演出してるってことではあるんですけれど…。
で、<特徴その2>は、前述の話とも関係があるんだけど、「オヤジとロック」というか、「どう老いるか」「どう老いないか」みたいなテーマが底流にある映画だってこと。
つまり、おそらくは宮藤官九郎自身のなかに、自分の「オヤジ」性みたいなものへの自覚があって、だからこそオヤジ・パンクバンド「少年メリケンサック」のカッコよさ、カッコ悪さの感度が、たんなるギャグに終わっていない。
そういう意味では、凄く痛くて切ない映画なんですよね~。(このあたりは、彼の芝居からはいままであまり感じなかったことです。)
最後に、<特徴その3>は、キャスティングがいいということ。
特に佐藤浩市と木村祐一の兄弟がよい!
なかでも、佐藤浩市は「よく引き受けた!」といいたくなるような凄まじい(?)汚れ役!最初のゲロ吐くところなんか、監督こんなことまでさせるのか!ってぐらいの凄さで、映画館でのけぞりましたね~、わたし。
というわけで、たぶん、若い人より老いを感じ始めた人向けのロック・ムービー!傑作なんじゃないかな?
オススメ!
《過去の関連記事》
・『真夜中の弥次さん喜多さん』 宮藤官九郎 監督
・DVD 『ガンジス河でバタフライ』(ディレクターズ・カット版)
・「轟天VS港カヲル」(大人計画ウーマンリブ)@サンシャイン劇場
PS:「少年メリケンサック」ってネーミングは、「少年ナイフ」からきてるんでしょうか?(一時期、少年ナイフが好きだったので!)
(参考)
ネタバレしないように、ストーリーについての言及は避けつつ感想を書くんだけど、この映画の<特徴その1>は、「宮崎あおいの魅力全開の映画」ってことですかね?
とかく「頑張っている真面目な女の子」みたいなイメージになりがちな彼女から様々な表情を引き出したという意味で、宮藤監督はよい演出家だなあと思いましたよ!
といっても、彼自身が純粋に宮崎あおいファンということなのかもしれませんけどねぇ~。というか、要するに、オヤジがあおいちゃんをイジリたい目線で演出してるってことではあるんですけれど…。
で、<特徴その2>は、前述の話とも関係があるんだけど、「オヤジとロック」というか、「どう老いるか」「どう老いないか」みたいなテーマが底流にある映画だってこと。
つまり、おそらくは宮藤官九郎自身のなかに、自分の「オヤジ」性みたいなものへの自覚があって、だからこそオヤジ・パンクバンド「少年メリケンサック」のカッコよさ、カッコ悪さの感度が、たんなるギャグに終わっていない。
そういう意味では、凄く痛くて切ない映画なんですよね~。(このあたりは、彼の芝居からはいままであまり感じなかったことです。)
最後に、<特徴その3>は、キャスティングがいいということ。
特に佐藤浩市と木村祐一の兄弟がよい!
なかでも、佐藤浩市は「よく引き受けた!」といいたくなるような凄まじい(?)汚れ役!最初のゲロ吐くところなんか、監督こんなことまでさせるのか!ってぐらいの凄さで、映画館でのけぞりましたね~、わたし。
というわけで、たぶん、若い人より老いを感じ始めた人向けのロック・ムービー!傑作なんじゃないかな?
オススメ!
《過去の関連記事》
・『真夜中の弥次さん喜多さん』 宮藤官九郎 監督
・DVD 『ガンジス河でバタフライ』(ディレクターズ・カット版)
・「轟天VS港カヲル」(大人計画ウーマンリブ)@サンシャイン劇場
PS:「少年メリケンサック」ってネーミングは、「少年ナイフ」からきてるんでしょうか?(一時期、少年ナイフが好きだったので!)
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少年メリケンサックオフィシャルブック (TOKYO NEWS MOOK 134号)東京ニュース通信社このアイテムの詳細を見る |
(参考)
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