切られお富!

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児童の父親が学校を暴力で支配!

2005-11-11 13:17:19 | 日日雑記
今朝テレビを観ていて笑っちゃったんでひとこと。大学出た教師たちが中卒の暴力オヤジのいいなりになるんじゃあ、子供も勉強しなくなるんじゃないのって話!

朝日新聞の記事によると、

>徳島市の市立小学校で児童の父親が約2年間にわたって教職員を脅すなど威圧的な行為を続け、夏休みには研修名目で全教師が集められ、半日間にわたり「説教」を聞かせられるなどしていたことがわかった。この父親はその後、校長らに対する恐喝容疑で逮捕され、起訴された。

>起訴されたのは同市住吉4丁目、コンパニオン派遣業中村和夫被告(45)。7月下旬、「担任を代えろ」と校長らを脅し、校長と長男の担任教諭から現金80万円を脅し取るなどしたとされる。9日の初公判で中村被告は起訴事実を認めた。
 
>学校などによると、中村被告は約2年前からささいなことでクレームをつけるようになり、次第にネクタイをつかむなど暴力をふるうようになった。夕方に学校に来て、翌朝まで校長室で怒鳴ったり、文句をいったりすることが何度もあり、今年7月には数日間続いたという。検察は「みんなが恐れ、被告が教職員を牛耳る異常な状態になっていた」と指摘した。

大学ドロップアウト派(ゴメンナサイ、一応、法科です。)のわたしが言うのもなんだけど、わたしがいわゆる「教養」とか「教育」っていうのを信用しないのは、こんなレベルの紛争にすら対応できない人生経験知の教師に何を教わっても、全然身になりそうにないなって思うから。

この話の背景には、事を荒立てると出世に響くという教育界のシステムがあるという話だけど、そんなシステムにこそ日教組あたりが対抗したらいいんじゃないかと思いますね。それに、「校長と長男の担任教諭から現金80万円を脅し取るなど…」ってわたしが教師なら断固そんな金払わないし、法廷闘争だろうが、抗議運動だろうが、武装行動(?)だろうが何でもやりますね、たぶん。

それと、「コンパニオン派遣業」っていう説明もいかにもマスコミっぽいファジー表現なんだけど、近所にいる妹が生活を援助していたっていうから、早い話がやくざだったってことでしょ。「みんなが恐れ、被告が教職員を牛耳る異常な状態になっていた」なんてことじゃあ、東京で新聞の拡張員なんか追い返せませんよ!(おおいに経験者!)

徳島の教育委員の話だと、「(校長は)保護者を訴えるということに躊躇したのでは?」ということだけど、ものには限度があるし、校長の出世のために他の教師が我慢し続けたという線もあるのかもしれない。

最近は、「公務員にも成果主義」なんて話がニュースになるくらいだから、教師の査定も教育委員会や校長、保護者の評価で決まってしまうというジレンマが教師の中にもあるってことか?

わたしはいわゆる「成果主義」っていうのは相当胡散臭いと思っていて、実力主義より内申書主義に近いものだと考えているのだけど、今度のことでその小学校の教師たちが、「成果主義=内申書主義」の圧政に苦しんだとすれば、いくらかましな大人になったんじゃないのっていう皮肉もいいたくなるな…。

児童の父親が学校を暴力で支配、恐喝で起訴 徳島市 (朝日新聞) - goo ニュース
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