切られお富!

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京都南座をめぐって。

2010-01-02 00:00:00 | かぶき讃(トピックス)
去年の12月、久々に京都南座に行きました。南座に関する雑感です。

①大阪にはたびたび行っているんですが、京都はほんと久しぶりでした。初の南座観劇は三津五郎襲名のときだったし、松緑襲名のときも團十郎&仁左衛門の「勧進帳」見たさに行きましたね~。

が、しかし、それ以来京都には来てなかったんですよ。

というのも、深夜バスでも片道7000円ほど。

往復1万4千円に加えて、バカ高の顔見世チケットで、年末海外旅行の予算を喰ってしまう。それに、1月の大阪文楽劇場のほうが演目としても惹かれることが多いしね~。

というわけで、旅費が安ければ考えます。青春18切符も5回券以外に3回券作ってくれると便利なんですけどね~。

②で、久々の観劇で思ったんだけど、南座の三階席は狭かった~。

歌舞伎座の幕見席より狭いんじゃないのかな?膝が前に当たっちゃって痛くて、痛くて…。

たぶん、狭い敷地に無理やり席を作ったからこうなったんじゃないのかな?大阪松竹座のほうが断然環境はいいんじゃないですか。

だから、幕間は席を立たずに入られませんね~。腰が痛くなっちゃうからなあ~。

因みに、三津五郎襲名のときは、三津五郎の「助六」を観るために奮発して一等席を取ったんですよね~。でも、人気があったのか補助椅子になっちゃった。

だけど、歌舞伎座もそうだけど、補助椅子のほうが自由に席位置、席間を変えられるから案外悪くないんですけどね~。隣のおばさまが祇園関係者らしくて、いろいろお話させていただきましたし。

ま、結論としては、高いお金を払っているんだから、南座は椅子の改良を是非すべし。最近の映画館の椅子に慣れている観客は、絶対納得しないと思いますよ。さもなければ、チケット代を安くするしかないですね。

③ただ、歌舞伎座と違ってよいところは、三階席からでも十分花道七三がよく見えること。だから、仁左衛門の助六の花道の出、堪能させてもらいました。

三階からでも一番よく花道が見えるのは国立劇場で、理想的な席配置。新歌舞伎座は国立劇場を見習って欲しいですね~。

④別の記事で画像を出しますが、南座顔見世の名物といえば、表のまねき板とロビーにある京都の贔屓筋からの御花ですよね~。あれは歌舞伎座にもない展示スタイルだから、「ああ、顔見世に来た!」って思えるビジュアルです。

⑤歌舞伎座ではパンフレットのことを「筋書き」っていうでしょ。関西では「番付」っていうんですね。

でも、その「番付」2千円はちょっと高いなあ~。舞台写真入りだから納得はしましたけどね~。でも、20日より前だったら、舞台写真なしでしょ?だったら、2千円払って買おうとは思わないな~。

なお、舞台写真が始めのほうじゃなくて、真ん中くらいに入っているには「番付」の特徴なのかな~。

因みに、一枚500円の舞台写真も別に3枚買いました。もちろん、助六の仁左衛門&玉三郎のものですけどね!
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