VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

樋口会長不在、プレ協総会

2007年05月31日 | 住宅業界
住宅大手プレハブメーカーが主体の(社)プレハブ建築協会
総会後の記者会見があったが、樋口会長(大和ハウス)は御欠席。
業界団体の総会続きで同じような話が続く中、樋口会長は本音トークで笑える話も多く楽しみにしていたが残念。
         (心配したが、後日お元気に復帰されていると聞き一安心。)

さて、昨年好調だった住宅着工(128.5万戸、前年比2.9%増)の中でプレハブ住宅も15.95万戸(同1.9%増)と増加に転じた。
プレハブ住宅の内訳は【持家:6.37万戸、賃家:8.74万戸、分譲:0.80万戸】。
  
大久保住宅部会長(写真右、積水化学工業)からは、『アクションプログラム』を「住生活基本法」の制定を受け見直した事

また、10年先を見据えた中期ビジョン『住生活向上推進プラン』を策定した事など活動報告があった。
“住生活価値の向上”が謳われ、[良質な居住環境の形成]の方策の一つに
①住宅履歴管理システム構築、がこちらの協会でも研究テーマに挙がっている。

今期、自民党が打ち上げた『200年住宅ビジョン』のもと、住宅流通活性化の対策として住宅履歴(家歴)システムの構築が
国交省および経産省の各方面で研究会が動いている(?)。
ここプレ協では、今まで大手各社が独自にメンテナンス・システムや顧客フォローを行ってきたが
協会として統一フォーマット化を視野に入れた検討会を進めていく、と菊田専務理事が補足してくれた。

履歴は必要だが、そこから流通活性化にはかなり遠い道のり・・・・我々リクルートでも
今年は流通活性化が一つのテーマになっているので、業界とも情報交換をして行きたい。