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逃げるが勝ちとの考えもあるが、公権力の一部である海上保安庁が敵に後ろを見せたのでは、拙(まず)かろう。2001年暮れにおきた 北朝鮮 工作船事件 では、結果として不審船は沈没して、その船内からはおびただしい武器などが見つかっている。現場の保安庁職員は勇気もあり、淡々と実務をこなす。問題なのは、政府と上級官僚なのでしょう。高位からの指示はどのようなものだったかが知らされるべき。
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免責事項 普天間基地問題
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今回の事件は、支那チュウゴクの 「中国の海洋調査船」 に日本の海上保安庁の測量船が「追跡」をうけた事件 【産経】なのだか、不明点が多い。下の写真は一般には海洋調査船と呼ばれている船である。これは明らかに、日本で言えば巡視船である。なぜこれを、日本のマスコミなどは海洋調査船と呼ぶのか。今回の事件の報道で、『法務を担う海監総隊の巡視船』と報じてあるのは産経新聞だけであった。
敵に後ろをみせた。のがばれたらまずいので、当局が『海洋調査船』と言いくるめた。そう考えれば、事情が見えてくる。チュウゴクにも店を出しているスーパーの倅の岡田外相は「中国政府に抗議した」といっている。しかし、情勢を見るに「追い返されたすえの、捨て台詞。あるいは泣き言」 としか受けとれない。
このような弱腰では、なめられるいっぽうで国益をそこねる。

資料映像 国家海洋局海監総隊(沿岸警備組織)の巡視船
日本政府が「東シナ海を平和・協力・友好の海にするために実際の行動を取ってほしい」といくら強調しても、中身のない言葉はむなしく響くだけ。
言葉で国際間の問題が解決するならば、軍隊はいらない。日本は「国際紛争の問題解決には武力をもちいない」などとのんきなことをいっているから、すき放題のことをされてしまう。相手側の支那は公権力の「国家海洋局海監総隊」を出してきた。そして日本側は巡視船が逃げた。外交ルートで抗議しても、この事実は支那がわの「成果」として残ってしまうのである。国際政治は相互主義の原則がある。やり返さねば負けを認めたことになる。
日本政府は日本国の公権力たる海上保安庁の巡視船を、中間線から40㎞支那がわに向かってに進出させなければならない。ここで紛争が起きてはじめて、交渉の意味が出てくる。これが国際法に依拠した、自国の国益・経済水域を守る方法である。
日米安保でこのような国益が守れるのか。
今のところは、海自の艦艇をだす段階ではなかろうが、海上保安庁の決然とした対応を示さなければならない。是を怠れば「竹島」の二の舞となる。
日本の防衛を「安保に丸投げ」で平和惚けした「お花畑の脳みそ」だからこのような不祥事が起きる。
日米安保のメリットは、アメリカ側から日本に対して核兵器は使用出来ない。このようなことが『期待できる』程度に認識しておけばよい。隣国どおしの諍いにアメリカは出てこない。 最近では「尖閣諸島は日中間の問題でアメリカは関わらない」とまで言い放ったことがある。日本の「安保は役立たず」の世論沸騰を恐れて訂正はしたが、これをみればアメリカが近隣諸国のいさかいに干渉しないのは明白なこと。『「竹島の不法占拠」を言えない、岡田外相の黒い腹』の記事を覧て頂ければ、竹島が韓国に奪われたとき、日米安保の同盟国のアメリカが何をして、何をしなかったのかが歴史的事実として理解できる。

戦艦大和
5月4日の記事「固定翼機が運用できる大型の正規空母建造も」で、ほんの少しだけ本格的空母に関して書きました。
日本経済は戦艦大和の様に最大の陣容で、その勇姿を誇っていましたが、戦果は芳しくありませんでした。世界最大で最強であるはずの、金融船団もアメリカの「改革攻撃」に遇ってはイチコロでした。バンカーがアホだったと言ってしまえばそれまでです。しかし、実際は彼らは「国際政治」という暴力に負けたのです。日本の政府が湯田菌の「国際政治」の一部として取り込まれてしまっては、いいなりになるしかありませんでした。見せしめに幾つかの銀行や証券会社が潰されました。
これに対抗するには、自立した政府を持つしかありません。
小泉政権はアメポチで、小沢の構想した政権はシナポチでした。
鳩山由紀夫はブリジストンの大株主であるので、国際金持ちクラブの会員とも言えるし、競争相手はテーブルの下で蹴りを入れる密かな根性を持っていると幻想することもできる。現実は移設先候補のたらい回しで、政治家というより「曲芸師」なのか。
現政権に根拠のない期待を示せば、応援のクリックが減ってランキングが下がる。基本的には書きたいことを書けばよいのだが、世間の評価があってのブログなのかもしれない。評価が下がれば、寂しくもあるし、読者もへる。そこでじっくりと考えてみれば、現実の政治の舵取りや如何にである。
敵に後ろをみせた 保安庁のありようは、たぶん鳩山官邸の関与せぬ出来事だったのだろう。しかし岡田外相が『抗議』したようだが、これを実効あらしめるためには、実力行使の指示もださねばならぬ。しかし曲芸師の采配には期待はしない。むしろいつの間にか二万トン規模の軽空母を二艘あつらえた、海自の力に期待したい。アメリカの国防長官が米空母の減船を表明している。
この間隙を埋めるためにも、本格的空母の建造実現は必要であろう。たしかに、実戦ともなれば海上艦艇はミサイル攻撃にめっぽう弱い。MDミサイルをいうのは政治であり、実務ではばかばかしくって、そのようなデタラメ言ったら基地外である。
ではなぜ、本格的空母の実現なのか。
それは昔風の言いようでまことに恐縮なのだが、国威発揚の目的実現のためである。戦艦大和も武蔵もむなしく、沖縄やフィリピン沖に沈んだがいまでもかの戦艦は日本国民に誇りを思い起こさせる。
たかがマンガと言ってしまっては、実も蓋もないが『宇宙戦艦ヤマト』のこと。この映画をはじめて見たのが1977年に劇場公開されたとき。これで「日本の政治状況が変わる」と実感した。1972年5月15日に沖縄の施政権は返還されていた。しかし日本の最有力政治家の田中角栄が、アメリカの差し金で逮捕・起訴されたのは前年の1976年のことであった。アメリカの属国日本の感を多くの日本人が感じたにちがいない。

社民の福島瑞穂氏が国外移設 を堂々と言えるのも、田母神氏を守り育てた日本国自衛隊の存在が有ってのこと。日本国民が国防に於いて卑屈になるのは、目に見える自衛力のプレゼンスがないからである。
軍事のことを調べてみれば、日本の防衛技術はそうとう高いことが知れる。核兵器の運搬手段の多様性と、確実性が最高の軍事プレゼンスなのだが、それを一般国民は実感できない。宇宙戦艦ヤマトを劇場でみるよりも、百倍もの感動を与えるものが、有翼航空機を何十機も積載した航空母艦の就役である。
この艦隊群を 「 準同盟国 」 のオーストラリアのはるか南方海上に浮かべれば、シー・シェパードなる腰抜けチンピラは蜘蛛の子を散らすように霧散する。
もんじゅ運転再開 高速増殖炉、事故から14年ぶり 【中日新聞】
この研究炉の 「 もんじゅ 」 は貴重な実験炉。米英ロシアなどが相次いで高速増殖炉を閉鎖または計画中止している中で、やっと再稼働にこぎつけた。
このタイプの炉では、核兵器の原材料であるプルトニウム239が効率よく作られる。先の実験で稼働中には、濃縮度96%以上のプルトニウム239が60㎏程度つくられた可能性があると、Wikipediaにも書かれている。

それ以外にも純度の雑多なプルトニウムが、国内に6トン程度と国外に30数トン保有している。
つまり日本国においては、他国からの恫喝があればいつでもこれを軍事用に利用出来る状況にあるのです。中川昭一氏は3ヶ月もあれば核兵器は製造可能とテレビ放送で宣言しました。現役の政治家が只一人でこれを言うのは危険すぎる賭 だったようです。しかしこれで、彼は国際金融と称する勢力や国内のマスコミは、日本国の国益に敵対しているのだと言うことを、身をもって示したともいえるでしょう。
さいごまで 読んで頂き ありがとうございます。
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参考記事 東シナ海開発 非公式局長級協議を北京で
「シー・シェパード」に対する海外のコメント
普天間基地の返還と海外移設が決定
アクセスの記録 2010.05.06(木) 1627 PV 459 IP 1425 位 / 1405811ブログ