生体腎移植臓器売買仲介事件
医師に腎臓提供した埼玉県内に住む
21歳男性が所在不明に
生体腎移殖をめぐる臓器売買仲介事件で、ドナーの男性が所在不明になっていることがわかった。
所在不明になっているのは、臓器移植法違反の疑いで23日に逮捕された医師の堀内利信容疑者(55)に腎臓を提供した、埼玉県内に住む21歳の男性。
堀内容疑者は、この21歳の男性と養子縁組をしたうえで、2010年7月、愛媛県内の病院で腎臓の移植手術を受けた。
警視庁によると、このドナーの男性が、手術のあと所在不明となり、2011年2月に、堀内容疑者の妻・則子容疑者(48)によって捜索願が出されていたという。
(06/24 19:16)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00202128.html
ヤクザ、悪徳医師そして、問題の病院と
日本の医療に内包する、悪が噴出した感じなのだが。
臓器を提供した、21才の男性が " 無事 " なら良いと願うばかり。
それにしても、幾ばくかのカネと引き替えに、臓器を「売った」と言うことらしい。本当に売ったのか。それとも、金銭のトラブルで、消されたという悲劇が隠されているのか。
カネで臓器を買う。それも違法にである。法の裏をかくヤクザを使う。マスコミはこの医師を、「気さくな良い医者」と病院の患者に喋らせる。
党ブログ管理者は、永年医療業界に関わってきた。患者さんとか、一般のひとには語れない、ヒミツがある。社会的にもその秘密は、「想定の範囲内」の事がある。一般の人も、うすうす感づいてはいるが、それを言うほど内情は知れない。
病院は患者の健康回復よりも、経済性を重視する。
ぶっちゃけた謂い方では、『カネ儲け』である。
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医師が自分の生体に、他人の腎臓を移植するのに、大枚一千万円以上を散財する。問題視されるのは、親族以外のドナーからの提供が、違法な点である。ヤクザはそれを斡旋したので、幇助の罪なのか。もしかしたならば、不幸な結末がまっているかも知れない、21才の提供者も、無事に生きて出てきたならば、やはり 『 違法臓器移植 』 のトガで裁かれる。
しかし万が一にも、金銭授受のトラブルで殺されてしまっているのならば、殺人事件の被害者である。なので実名は報道されていないのだろう。仏様に成られた方は、この世の罪科とは無縁である。
ホンネとタテマエ、これが二本立てで、日本の社会は動いている。
法律では、親族以外からの、臓器提供は、違法である。
しかし、血縁関係でなくとも、法的に親族ならば、臓器を提供しても良い。
管理者が思うに、「生体から臓器提供を受けての移植治療」は、悪である。
リスクと利益の計測なんか、出来てたまるか。
このように思うから、此処に大きなまやかしがある。それを此のブログ管理者は確信している。
何となれば、儂は冷静に医療の現場を、見られる立場にいた。左近尉は、法を楯にした医師の『用心棒』であった。故に、医師と対等の立場で、もの申すことが出来たし、医療のことは対等で論議もした。その医師の保有する、医学書の何千冊はある意味共有の財産であった。
もし「リスク」と「手術の利益」是の評価を、どうしても遣るというならば、科学的な根拠を示してもらわねば成らない。管理者も業務の関係上、様々な学会にも出たことがある。それで言えることは、一般の人々が納得出来る、『医学的な報告とか、公正な研究』なんて、あるものか。 この事である。 学会報告なんて、薬屋とか機械屋とかの、経費持ちの「提灯学会」がほとんどだ。患者さんの身になった、研究報告なんて、滅多にない。
21才の成人になったばかりの、被害者から臓器を切り出したのは、宇和島徳洲会病院(愛媛県)の万波誠医師である。この医師は、ガン患者から、「ガンを発症している腎臓」を切り取って、他の患者に、癌を発症しているとされた、その「ガンに罹患した臓器を」移植した、例の(わが郷の左近尉に言わせれば、極悪人の)医師 ( ? ) である。腎臓を切り出して、他の人体に移植すれば、その腎機能は低下すると考えるのが、普通の考え方である。しかし"レストア"すれば、「問題ない」のだそうな。普通に考えれば、他人に移植して立派に役立つ腎臓を、どうして、取ってしまうんだ。これは医術ではなく、算術としか呼べない、悪徳であろう。
管理者も、ちょっとパトスを込めて言いたいので、左近尉が放言したテイにすれば、この様になる。
『いい加減にサラセよ。このスットコ・ドッコイ野郎。テメエラは、ヤクザに営業させて、テメエ達はお座なりの倫理委員会か~。それではお天道様が、黙っちゃいない』
左近尉も、関東近辺といおうか、その範疇で400床以上の大病院を事務長の案内で、見学させてもらったことがある。その病院にも、『生体腎移植』の張り紙が、院内各所に貼り付けてあった。親族間の腎臓移植には、張り紙は要らないだろう。その様に、『胡乱』な、と感じたことがある。一代でこの様な大病院を築くには、『いろんな事』があるのだろうな、その様に思った。これじゃあ、参考にならない。お礼の挨拶もそこそこに、さっさと帰ってきたものだ。
日本の医療保険制度は、素晴らしくも、なんとも無い。
治療の成果に対価が、支払われるわけではない。
つまり、治らなくとも、酷いことに 死んでしまっても、『 治療費 』 が支払われる。
どれだけ、薬品を使ったか、どれだけ手術をしたか、どれだれ検査をしたか。つまり、どれだけ手間を掛けたかによって、診療報酬が決められているのだ。
管理者の主に働いていたのは、整形外科が中心の医療機関であった。それから、総合病院とか、外科などの病院にも関係していたので、それぞれの様子は判る。その状況のなかで、整形外科の医師がしみじみと言った。
『 整形は好いよ、患者が治って帰る 』
骨折や脱臼は、ほとんどと言ってよいほど、治って帰る。
小生、長距離、自転車操業おっと違った、自動車走行の営業運転で、革靴の中が蒸れて、水虫になったことがある。
整形外科の医師が、『整形の薬は、よく効くよ』といって、水虫薬を渡してくれた。ホントすぐに治った。その医師が言った。『皮膚科に行けば、菌の種類を調べるとか、なんだら、かんだらと、ダラダラ遣られる』こう云って、ニヤリと嗤った。
21才の幼気な男性から、臓器を違法に切り出した。
この『悪』の主因は、日本の医療制度にある。
今回の事案を、道徳的に評価するならば、宇和島徳洲会病院が、主犯であろう。
しかし、間に「倫理委員会で適正と判断した」の、厳(おごそ)かなる茶番をかませれば、責任はヤクザのブローカーに、なすり付けることが出来る。今回の事件が公になったのは、臓器提供者の男性が、行方不明になったからなのだろう。是が無ければ、『警察は行方不明者の捜索』をしなくて済んだ。ヤクザの臓器ブローカーと、移植を受けた医師との、悶着があったので、これが『事件』として浮上してきたのだろう。この様なことがなければ、病院は確実に儲かった。臓器を提供された、この医師も「臓器移植の優位性」をひたすら信じて、実権動物としての余生を生きたのであろう。
人間には腎臓がふたつある。
ひとつは要らない、スペアなのか。
その様なことはない。目玉がひとつでは、具合が悪い。
脚が一本では歩けない。
腎臓がひとつでは、ながい人生を歩むことは出来ない。
そのように思われる方
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