ここのところほとんど毎日のように
渚に足を運んでいる。
渚をデザイン出来ないかと思いついてから
一年は経っているだろう。
次第に形ができていくのが面白いのでやめららなくなった。
365日ゴミ拾いに参加して海岸のゴミを拾っているうち、
拾っても拾ってもきりがない漂着ごみ拾いに飽きが来た。
大の大人がほんとにこんなことで時間をつぶしていていいのか?
もっとましなことができないだろうか。
朝の海岸のゴミ拾いは退職をきっかけに近くの海岸(ふばま)で始めた。
尊敬していた先輩の真似をしたのだった。
ただの真似では面白くないので
浜を大きくする実験を兼ねてみた。
植栽する樹を守るために石垣を積むことにした。
何度かの失敗を繰り返しながら3年ほどかけて、
海岸植栽の試験は成功したかに見えたが育てた木々は
台風の高波に会い、
砂上の楼閣となって消えてしまった。
場所を変えてまた始めているのがこの場所、
人工海浜地の与論港コースタルリゾートの渚である。
離岸堤にまもられているので、
台風の高波が避けられると思った。
高波が一番上がっている場所のところから後方に石を積み始めて、
徐々に高くしていった。
砂浜を大きく見せるためには
散らばっている石ころを拾って積み上げる。
大きい石は海のほうに転がしていく。
大潮の時を選んで石を転がしていく作業を繰り返してきた。
潮の満ち干と遊んでいる。
海を耕すと称して、
つるはしで岩をほじくり転がしていく。
遊びに魚垣も作ってみた。
砂が飛ばないための緑地帯を作るのが本来の目的である。
ヨロンマラソン完走記念植樹は今回はこの場所に計画した。
足跡が残る仕事がしたい。