偶然が続くことがよくある。
昨日も運が良かったと思える日であった。
考古学の調査のために鹿児島県から関係者がきてくれると、
呉屋先生から連絡が来て、
調査漏れの箇所が4件あるので一緒に廻ることになった。
あいにくの小雨、
そして4時からは自治公民館長の定例会が予定されていた。
廃車寸前の轟音を立てて走る軽トラックで、
調査地点を小雨に濡れながらの遺物の調査。
二か所で大きな成果があった。
サトウキビの収穫を終えたばかりの畑の隅の藪でヤコウガイの貝塚を発見、
その隣の段差のある畑では階段をつくってあったが、
層状の黒い土は人の生活した証拠と」
呉屋先生は見逃さず、写真に収めた。
階段を作ったのは数日前だと思われた。
夢中で遺物を探していると、
犬にほえられた。
顔見知りだったので、
無断侵入したお詫びを言った。
も一か所は、
私が期待していた場所だったので、
屋敷の入り組んだ旧道を探し回って、
目的のカムイ焼きの破片を見つけて喜んで先に進んでいくと、
土器の破片や青磁器の破片が多数見つかった。
先生に見せると、
土器の破片は底の部分であるとのことで、
貴重な探し物を見つけたことで喜びは大になった。
見つけた旧道は私の先祖に繋がる屋敷であったので、
そこの主人い報告したいなどと思いながら、
留守だったので、
近くの知り合いのところで
考古物の探し物をしているとの断りを入れた。
予定していた会合は急きょ延期の知らせが来て、
夕方まで小雨の中、無事に調査を終えることができた。
帰るとき葬儀の看板に気がついた。
なんとまー・・・、
私が探していた屋敷の方の名前が書いてある。
知っていたら探し物などできない。
知らぬが 仏
運がいいといっていいのか悪いのか・・・?
今日の私の行いについて、
先祖がどこら来たのかを解明するための役目を担わされていると
思うことで 心を落ち着けたい。
先祖の導きに感謝します。
(写真は今日のではありません)