今日の散歩中に見つけた花---ウラシマソウ
ちょっとグロテスクのように見える花、「ウラシマソウ」。
あちこちで見かけるが、絶滅危惧種に指定されているらしい。
名前の由来は花の先にある細長いヒモ状のものを、浦島太郎の釣り糸に見立てて付けられたらしい。
(浦島太郎っていつの時代に作られた話なんだろうか)
葉の下に肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる、穂のような花をつける。
花はサトイモ科の植物に見られる、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞(ほう)に包まれていて、苞の先から細長いヒモ状のものが出ている。
学名:Arisaema urashima
和名:浦島草
科名・属名:サトイモ科 テンナンショウ属
原産地:日本
学名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名)+haima(血)」が合体したもので、血のような斑点植物といった意味。
学名には「urashima」という言葉が入っているように日本固有種らしい。
ウラシマソウは雌雄異株で、性転換する植物として知られていて、元気な株は雄花となり、弱い株は雌花になるので、だから毎年どちらかの花をつけるのか変わってくるようだ。
花は苞の内側にあり、雌花はトウモロコシのような姿で、秋になると真っ赤になる。
また、ウラシマソウ全体には、サポニンという毒が含まれているので、毒草となっている。
[苞の中の雌花]
秋になると赤くなる。
[雄花]
雄花は粒がまばら。
桜の時期の散歩道は歩くのも楽しい。
今日の散歩道は桜も散り、花びらの絨毯になっていた。