「ソテツ(蘇鉄)」の花が咲くのは10年に1回といわれるほど珍しい現象のようです。
6〜8月ごろに花が咲くのですが、今年はあちこちで花を見かけました。
農作物の収穫量の特に多い年のことを”当たり年”などといいますよね。
ソテツは農作物ではないけれど、今年は”当たり年”なのでしょうか?
ソテツは雌雄別株です。
見かけた花はすべて雄花でした。
大きいものでは高さが40cm、直径10cmほどもある、マツボックリを長くしたような形の花です。
ソテツは『生きる化石』といわれ、恐竜時代からあったとされています。
10年に1度しか開花しないということで、繁殖力はそれほど強くないと思うのですが、それでも現在まで生き残っているということは、よほど生命力が強いのでしょうね。
このような花もありました。
多分、この画像は花粉を散らした後の雄花だと思います。
花粉を放出すると雄花は枯れ、茶色くなって折れて垂れ下がるようなのです。
こうなると、やっぱり雌花も見たくなりますね。
ウォーキングしながら探してみようと思います。
[雌花]
学名:Cycas revoluta
英名:Japanese sago palm
別名:テッショウ(鉄蕉)、ホウビショウ(鳳尾蕉)
科名・属名:ソテツ科 ソテツ属
原産地:日本(九州南端~南西諸島)、中国南部