第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

Harvard GCSRT 1st Team Assignment

2018-08-01 00:22:39 | Harvard medical school

みなさま、こんにちわ。

現在もなお、GCSRT多国籍グループTeam13は進行中です。
 
さて、入学の為にはどのような倍率で(400人以上のアプライうち合格者は150人くらいではないかと聞いています)、どのような国から、どのようなバックグラウンドの人間が集まっているのかを知りたいとのメッセージがありましたたので、今我々の学務?のエミリーに教えてもらうように連絡を取っています。しばしお待ちください。
 
(だいたいこんな感じで地球上に散らばっている150人が一斉に講義を受けながら質問をします、ようまぁ昼間の時間に授業うけてんなぁと感動します、他の国の医者は暇なのか?!Protect timeでもあるのだろうか?)
 
7月はBiostatistics 1-9の内容でした。修了認定のために10%を占めているQuiz(だいたい9-13問程度)は合計2回までトライできます。
この各科の試験は大体1−2週間に一回やってくる計算です。しかしよく考えるとCapstoneの評価が半端なく、個人の綿密な国際的な研究計画書とGrant申請書、IRB申請などの発表が40%を占めることから筆記試験はあまり重要視されていません(ちなみに本当にここから研究がスタートすることもあるらしいです)。
 
アイデア、文献読み込み能力、FINERをうまくみつけ、それをどのデザインで研究を実行し、リーダーシップはどのようにとるかが評価されるようです。
 
まぁ、大事なことは卒業や箔つけることではなく、【実力をつけてOutput能力】をガシガシ磨くことにあるので、試験の点数は大した問題ではないと個人的に気楽にとらえて9割を目指してやってます。
筆記試験は半年後の期末試験と1年後の卒業試験の2回が重要であるとのことです。
 
上記のように個人の学習やプレゼンテーションで評価するだけでなく、Teamで5つの大きな課題をこなしていく事も点数認定で評価されるのですが、この課題に関しては毎週日本時間21−23時に開催される150人が一斉に受講するWebinerの終了後に僕のTeam13は毎回1時間程度を議論するシステムを作りました。あとは、Whats Appというアプリと、WeChatという中国系のアプリ(中国の二人はWhatsAppは国内であまり使えないようです)と我々のCanvasというハーバードが使っているスクールサイトのDiscussion roomをVideoで使います。日本のLineは却下でした・・・
 
この1ヶ月の自分の悩みは、毎週Team discussionするときの時間が夜遅くであり、ER後や当直中であるとヘトヘトであることと、基本的に多種多様な人間の集まりですのでミンナが好きなことを好きなように発言しますので、ややネガティブな雰囲気が漂っており、リーダーである自分はそれをまとめるのが本当にストレスでした(女性ばかりで本当につらい)。しかし、今日開始30日目に初めてみんなが一緒にやっていこう、頑張っていこうと言ってくれるような(つまりはイケてない唯一男性の僕を助けながら、みんなで頑張っていこう!)という雰囲気が出てきて悩んだ分だけそのTeamのポジティブなチームの変化に一人で感動しておりました。
 
仲間といえば、研究のかじり具合が、半ば突出しているチームメートも数人いて、僕であれば1ヶ月かかるような完璧なLiterature reviewをたった数日で論文形式(このまま出せるんじゃない?)でTeamに提出してきたりととてもたのもしくかなり勉強になります。やはり海外のPhDホルダーの医者は本当に研究好き好きであることが感覚としてよくわかります。
 
この一ヶ月少し辛かったですが、経験的には、このような苦労が一番自分を成長させてきたので(妻いわく、勉強できることがどれだけ幸せか感謝するように。謙虚と感謝の気持ちを大事にとのこと)、精一杯もがいて楽しんでみます。
 
 Tari