第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

Havard GCSRT Team building での迷い。Tuckmanのモデルを読む。

2018-08-23 00:31:58 | Harvard medical school

皆様、こんにちわ。

いやはや、6月のLondon WS以来、めちゃめちゃ時間が立つのが早かったように感じます。

 

今回はTeam leaderとして、1st presenterとしての準備は経験した事がないレベルでした(いやぁ、もうメンバー言うこと聞かない聞かない)。

9人のそれぞれがNationalityが違うメンバーで構成されていたために、なかなかタフです。まずアフリカ組はネット接続が結構悪いので音声で入ってこない。中国系は参加してこない。欧州組の女性は最強に強い。そして唯一の男性と崇められ一見、敬られているように見せかけてリーダとして使われてしまっている日本人(みんな日本へのリスペクトはやはり大きいです)など。メンバーそれぞれの色が濃くてそれはそれで面白いとも言えますが。。

出された課題の取り組みは、自分の中で適当ないつもの国際学会の発表以上に頑張りました。最終的にはTeamのメンバーが自主的に動いて、それぞれの持ち味を出してくれました。

何より、こんな感じで結構頻繁(7月6日から8月15日発表当日までで合計15回ですね・・)に会議を開く必要がありましたので業務や数多くの原稿締切などのリズムをつかむのにとても時間がかかりました。。

 

この第一関門のTeam Assignment 1が終わりようやく仲間感が出てきた!か、と感じましたが、また今日はAssingment2が公表されて、頑張ってやっていかなきゃいけないというときにTeamの参加人数が少ないので、一体どうしたら良いのか??

Teamをよくしていこうとした場合にどうしたらよいかについて?デンマーク人の一番仲の良い大人な女性と二人で相談しておりました。彼女はちなみにEpidemiologyでPhDをデンマークでとっているので、非常に素晴らしいアイデアた意見を横からくれます。

僕らのメール「Before going into details with the next assignment, please think about what has worked well until now and what we can do to improve our teamwork. I will try to sum up the suggestions in an email so please send me your contribution within this week. Any suggestions are welcome. 」

これまで、多くの立ち上げやら、新しい事業やら、リーダー業を任してもらってきて、鍛えられてきたつもりですが、今回は少し悩んだので、きっと成長する機会だと確信して、Team buildingについて半日勉強してみました。

面白いですね、有名らしいですがタックマンのモデルが 現段階での我々Team13の状況を表しているなぁと。

 

すべてのTeamは「Form 形成期」「Storm 混乱期」「Norm 統一期」「Peform 機能期」という4段階を経るらしいのですが、(最後にミッション達成でadjourningをstage 5とも呼ぶそうです)

最初は一見、みせかけの仲良さのチームを装っているけれども、意見を出し合って言い合う、などのStormの時期があるとのこと。その後に真のTeamとしてNormとPerfomでミッション達成となるようなのですが、今の我々はStromの段階であったのですね。だから、皆がいいたい放題、意見をいえるとても良い機会であったのだと思うと、非常に納得しました。つまり、今後はNormの時期とPeformの時期がくるので、どのようにしてそちらまでマネージメントするか?それを考えています。

ちなみにこれがStormingのステージです。そうそう、これが問題となってます。

storming - stage 2
Decisions don't come easily within group. Team members vie for position as they attempt to establish themselves in relation to other team members and the leader, who might receive challenges from team members. Clarity of purpose increases but plenty of uncertainties persist. Cliques and factions form and there may be power struggles. The team needs to be focused on its goals to avoid becoming distracted by relationships and emotional issues. Compromises may be required to enable progress.  

単に卒業すれば良いというメンバーもいるので、その人達がどうすればTeamの中で機能できて、皆が成長できるか?

 

僕の本業は大学教育改革なのですが、どこの組織でも、どこの国でも、人種や宗教が違えども、やることは同じだなぁと感慨深いです。

いやはや、また一つ、勉強になりました。大学の授業なんかでは得られない実体験での学びは深いですね。

Tuckman forming storming norming performing model
Bruce Tuckman's 1965 Forming Storming Norming Performing team-development model