温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

たった1匹の終齢(5齢)幼虫! アオスジアゲハ(青条揚羽)

2017年06月08日 | 昆虫
 ① やっと太陽が出てきたので、神社のアオスジアゲハ(青条揚羽)の幼虫を見に行きました。
 タブノキにいた幼虫は、すべてアシナガバチの肉団子にされたのか、まったく見当たりません。
 しかし、石碑近くのクスノキ(楠)の若葉を食べている終齢(5齢)幼虫を1匹見つけました。


 ② 4対の腹脚と1対の尾脚(どちらも吸盤状)でしっかり枝をつかんでいます。
 この腹脚と尾脚は、成虫には無くなっていますが、よく見ると胸部には3対の脚(爪のようにとがっている)があります。
 ということは、この時期には16本の脚があることになります。


 ③ 真上から見ると、綺麗な緑色です。アシナガバチたちの攻撃を逃れて、よく成長したものです。


 ④ 前から見ると、黄色の線模様の両端に眼のようなものがあります。
 これは、「偽眼模様」で、本当の眼ではありません。


 ⑤ 本当の眼は、赤丸内にあります。
 終齢(5齢)幼虫のように大きくなると天敵は野鳥です。
 以前、蛹になるために壁をはっている最中に、野鳥にさらわれた場面を目にしました。
 次は、蛹になる様子を写したいですねえ。



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