温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

幼虫は枝に擬態する尺取虫! ウスキ ツバメ エダシャク( 薄黄燕枝尺 )

2017年06月19日 | 昆虫
 ① 朝、神社の葉の上に、ウスキツバメエダシャク( 薄黄燕枝尺 )がいました。
 夏の服装のように涼しげな感じがします。
 尾状突起を「燕」に見立てたものです。


 ② これは、同じ仲間の「エダシャク(枝尺)」の幼虫です。
  エダシャク(枝尺)とは、木の「枝」などに擬態する「尺」取虫という意味です。
  普通、イモムシは腹部に5対のいぼ脚があるのに対し、シャクガ科では腹部のいぼ脚が退化して後方に2対しかありません。
  前脚(胸部の3対)と後脚(腹部の2対)は離れているため歩き方は独特です。
  まず胸部の脚を離し、体を真っすぐに伸ばして前方に脚をつきます。
  次に腹部のいぼ脚を離し、胸部の脚のまでひきつけて体を逆U字型にします。
  この様子が、長さを測っているように見えるため「尺取虫」という名がつきました。


 ③ 近くには、マドガ(窓蛾)のオスもいました。
 体長15mmほどの小さなガです。
 名前は、翅の中室にある半透明の白色斑を窓に見立てたものです。
 



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