Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

終盤が『アウトブレイク』だった『インハンド』

2019年06月22日 21時48分09秒 | ドラマ

最終回だけ面白かった(笑)

寄生虫を専門に研究しているやまぴーが、
日常に起こる寄生虫に端を発する事件を
解決に導いてく1話完結型のドラマ。

医療モノと刑事モノのハイブリッドみたいな感じではあったけど、
その2ジャンルの共通した魅力である「緊迫感」みたいなものが、
最終回以外ほとんど感じなくて、
ちょっと物足りないかなっていう。
多分、寄生虫という普段気にも留めないものが題材だったから、
自分の中でうまく咀嚼できなかったのかもしれない。

第9話、第10話は、
新型エボラウィルスが村に蔓延したため封鎖するという、
昔見た『アウトブレイク』
という映画を彷彿とさせるようなエピソードで、
それまでとはかなり毛色が変わった内容だったので、
ここが一番見ごたえあったかな。

濱田岳が病に倒れたところはちょっと泣いたよ。。。
でもなあ、そこでのやまぴーがちょっと腑に落ちなくて。
「僕はキミのせいで人間を好きになった」
みたいなことを言ってるんだけど、
それはクセの強い彼の性格からしたら、
濱田岳のおかげで成長できたみたいな、
いわゆる「主人公の変化」を表していると思うのだけど、
これまでほとんどその兆しがなかったから、
「いきなり何言ってるんだ」と感じてしまった。

過去のエピソードにおいて、
もう少しその変化の兆候がはっきりわかれば、
もっと感動できたかもしれない。
(とはいえ、なんだかんだでやまぴーは
 濱田岳のこと好きなんだろうなってのは感じてたけどw)

あと、やまぴーの義手は、
どうせならビームのひとつやふたつ、
せめて握力が1トンぐらいあるとかって設定だったら、
僕はかなり好きになったな(笑)
親友を助けるためにああなったというエピソードはあるものの、
本当にただの義手というだけで、
普段の生活においては何の意味もなかったので。。。

マーベル最強のキャラ誕生『X-MEN: ダーク・フェニックス』

2019年06月22日 01時37分00秒 | 映画


2019年公開映画92本中15位。

マーベルのX-MENシリーズ第12作品目。
第1作目を見たのが高1のときだから、実に19年である。
マーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)より長い!
そして、20世紀FOXがディズニーに買収されたことにより、
20世紀FOX単独では最後のX-MENになるのかな。

肝心の中身だけど、、、どーすんだこれっていう(笑)
話としては、ソフィー・ターナー演じるジーン・グレイが、
宇宙で特別なエネルギーを浴びたことで、
彼女の中に眠る過去のトラウマが表出し、
力の制御ができなくなるというもの。

過去のトラウマと、
そのきっかけを作った人物と、
それらを取り巻く仲間と、
いろんな絡みがある中で話が進んでいくのは魅力的ではある。

ただ、今のX-MENって、
ヒュー・ジャックマンが出ていたときよりも
過去の時間軸を描いているんだけど、
「え?それやって平気?」っていう驚きがあって。。。
次の作品で、ちゃんと繋がるのかな。。。
まあ、詳しくは見てください(笑)
(ちなみに、昔のX-MENに出ていたキャストと今回のX-MENのキャスト、
年齢が割と近いというのも歴史を感じる)

とにかく映像はヤバイよ。
ジーン・グレイ、間違いなくマーベル最強。
スカーレット・ウィッチを超えるサイコキネシスに、
読心術や催眠術のようなものも使えて、
今回ひとりチートかってぐらい戦闘能力が突出してた。

でね、同じマーベルなんだけど、
このX-MENはMCUとはまったく違うんだ。
感覚的なところになるから、
人によって感じ方は違うと思うけど、
結論から言うと、X-MENは少し薄い(笑)

MCUはさ、『アイアンマン』から始まって、
各ヒーローを主役にした映画をそれぞれ単独で展開してたから、
ひとりひとりのヒーローのいろんな側面が見れて人柄を深く知れるし、
愛着も湧くんだよね。

それが「アベンジャーズ」という形で一堂に会するわけだから、
アイアンマンが好きな人も、
キャプテン・アメリカが好きな人も(大体かぶってるとは思うけどw)、
そこでひとつになれて一体感ができる。

それを11年も続けるから、
そのムーブメントはどんどん大きくなるし、
この前の『アベンジャーズ/エンドゲーム』のまとめ方が最高すぎたから、
もんのすごい心に残るんだわ。

一方、X-MENはしょっぱなからいろんなヒーローがドババって出るから、
あんまり人物の深掘りができないまま話が進む。

そして、基本は大人数でわちゃわちゃ戦うのがメインになるから、
「かっこよかった」だけで終わっちゃうんだ。

そりゃ12作品もやっていれば、
各ヒーローの人柄はわかるようにはなるんだけど、
MCUのキャラクターほどの深みがないから、
少し味気ない感じがするんだよなあ。

それは今回の映画も同じで、
映像はすごいしバトルもかっこいいんだけど、
それだけで終わってしまう。
笑いや涙があるわけではないし、
感情の揺さぶりがMCUよりも少ない。

シリーズをずっと見ている人は、
「X-MENってこうだよね」ってわかってるとは思うけど、
『アベンジャーズ/エンドゲーム』が素晴らしすぎたから、
どうしても比較しちゃう(笑)

あと、X-MENの方が中2感が強いというか、
日本の漫画っぽい(笑)

結局、MCUもX-MENも、
ヒーローになるための努力をしている人はほぼ皆無だと思ってて。

だって、MCUは特殊スーツ着るとか、
蜘蛛に噛まれる事故にあったとか、
人体実験の結果だったとか、
ある日突然運よく(悪く?)特殊能力を手に入れたという経緯が多い。
X-MENはミュータントで、生まれつき特殊能力を持ってるから、
両者共に「努力なくしてスーパーパワーが手に入る」
というのが共通してうらやましい限りではある。

ただ、X-MENの方が、空を飛ぶ、天気を操る、
火を操る、金属を操る、
テレパシーが使える、瞬間移動ができる、
などのファンタジー的な能力が多いから、
こっちの方が日本の漫画のキャラに近いかなと思う。

だから、映画を見ててもどことなく子供が好きそうな感じがするんだ。
僕はそういうの大好物だけど。
『ワンピース』の能力者とか、
けっこうまんまX-MENなんじゃないかと思う(笑)

とはいえ、それがX-MENの魅力だと思うし、
邦画では決して見ることのできない
迫力のバトルシーンはすごくかっこいいから、
これは映画館で見ないとダメなやーつだと思いました。