Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

あの『アナ雪』の、、、続編じゃない『アナと世界の終わり』

2019年06月24日 23時46分40秒 | 映画


2019年公開映画97本中39位。

設定勝ちでしょ、これ。
『アナと世界の終わり』というタイトル。
アナセカ。
ディズニーが贈る雪国の姉妹愛の続きかと思ったら。。。

ゾンビ×ミュージカルでした。

まさかの対極を成す2つを掛け合わせるとはね。
ありそうでなかった。

話としては、ウィルスが蔓延して人々がゾンビ化していく中、
主人公たちが戦いながらも逃げ惑うという
オーソドックスな流れなんだけど、
ミュージカルだからさ、歌うんだよ。
荒廃した、世紀末みたいな街の中で。
悲しみを、闘志を、愛を、歌うんだよ。

だから、ゾンビ映画なんだけど、ほとんど怖くない。
むしろ、笑えるシーンも盛り込みつつ、
ヒロインと父親のくだりは普通に泣けるし、
意外と笑いと涙のバランスがいいなっていう。

なのに、ゾンビを倒すときだけ派手にグチャグチャしてて、
そこだけものすごくB級感あるから、
ちょっと笑っちゃうんだよね。
「雑ww」って。

いやー、びっくり。
こんな世界あるんだと思って。
さすがに、ゾンビは歌わなかったけど、
相反する要素をうまく合わせたなと思った。

しかも、知らない役者ばかりだったんだけど、
歌も踊りもすごくうまいんだよ。
3月に見た邦画の『少年たち』とはレベルが違った。
海外は日本よりもミュージカルの文化が根付いているからなのだろうか。

そして、ディズニーミュージカルとの差もわかった気がする。

この映画は、けっこう何でも歌にしてたけど、
ディズニーはここぞというときにしか歌わないから、
歌の意義が大きい。

さらに、ディズニーの方が口ずさみやすくて、
メロディーを1回聴いただけでも
何となく覚えてしまうぐらいにはわかりやすい。
この映画の歌はかっこよかったけど、
なんか覚えづらかったんだよね。

『カメラを止めるな!』もそうだけど、ゾンビって扱いやすいのかな。
「ゾンビ×◯◯」でけっこういいブレストできそう(笑)

福山ましゃしゃ治だった『集団左遷!!』

2019年06月24日 00時50分02秒 | ドラマ

あんまりハマれなかった。。。

福山雅治が銀行員として奔走しまくるドラマだったけど、、、
どこに行っても福山雅治ばかりで。

主役なんだからそりゃそうだろって話なんだけど、
これだけキャストがいたら、
いくつかは脇役を主軸に添えたエピソードがあっても
おかしくないかなと思ってたんだよね。
そんなんおかまいなしにオールウェイズ・マシャ・オン・ザ・ステージ。
どんだけしゃしゃるんだと。
福山ましゃしゃ治かと。

それでいて、スタンスがただ「がんばる!」
という精神論野郎だったから、
こんなの上司にいたら面倒臭そうと思ってしまった(笑)

さらに、後半は上層部の不正を暴く探偵ごっこみたいな感じになり、
本業をほぼやってなかったから、
銀行っぽさをあんまり感じずに、
池井戸潤作品との差を感じてしまった。。。

とはいえ、あの福山雅治が、
クールな役が多い福山雅治が、
一心不乱に全力疾走しまくる姿はちょっと面白かったし、
自らが正しいと思う銀行の在り方を追求する
熱意の大きさは素敵だなと思ったけれど。

そして、最終回の新聞社のロケ地が、
『白衣の戦士!』の映画館のロケ地と同じで、
内装次第でこんなに変わるんだとちょっとびっくりした(笑)

いろいろ考えさせられる脱獄映画『パピヨン』

2019年06月24日 00時36分56秒 | 映画


2019年公開映画96本中37位。

これは壮大な脱獄映画。
しかも、実話というから見ていて辛かったわ。。。
朝から飲まず食わずで、映画4本はしごした身からしても、、、
いや、だからこそ、この疲労感が囚人たちの満身創痍を感じるには
ちょうどよかったかもしれない(笑)

無実の罪でフランス領ギアナにある流刑地に送られた
主人公パピヨン(チャーリー・ハナム)が、
そこで知り合ったルイ(ラミ・マレック)と共に脱獄を試みるって話。

脱獄するには相応の準備が必要なんだけど、
それにはお金が必要。
ルイがさ、ケツの穴に詰めてるんだわ。
お金を。
どういう経緯で入れたのかはわからないんだけど、とりあえず入ってる。
痛いだろって。
途中、下痢で流れ出てるからね。。。
汚いだろって。
でも、生きるためにはそうせざるを得なかったんだよな。。。

さらに、この映画、
1発で脱獄してイェーイ!じゃないんだよな。
1回目にミスって、そのペナルティで2年間独房に入れられ、
2回目もミスって今度は5年間独房に入れられ、
3回目でようやく。。。

もう心身共にズタボロのはずなのに、
それでもうまくいくかどうかわからない
3回目の脱獄を選択するパピヨンは、
自由への渇望さが凄まじかったということなのか。

ルイは3回目は島に残る選択をしたからね。
彼はもう諦めの方が強かったんじゃないかな。
もともと真面目で大人しい性格だし、
足も悪くしてたし、親友の足手まといにならないため
ってのもあったんじゃないかなと思う。
あのとき、2人がお互いに何を想ったのかを想像すると涙が出てきたわ。

2017年の映画なのに、今やってるということは、
『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットで
ラミ・マレックの知名度が上がった結果なのではとか考えてしまうけど(笑)

あと、知らなかったんだけど、
この映画は1973年にもやってるんだよね。
しかも、パピヨンをスティーブ・マックイーンが、
ルイをダスティン・ホフマンが演じるという名優中の名優(笑)

邦画では滅多に見れないド派手アクションの『ザ・ファブル』

2019年06月24日 00時29分02秒 | 映画


2019年公開映画95本中62位。

天才的な殺し屋である岡田准一が、
1年間「普通の人」として過ごすはめになるものの、
結局トラブルに見舞われるという話。

主人公のちょっと常識はずれな行動は笑えるけど、
殺しの腕はピカイチすぎる。
銃で狙ったら外さないし、
肉弾戦もまるでジャッキー・チェンのような
素早い身のこなしはとてもかっこいい。
邦画にしてはかなりド派手なアクションで、
そこが一番の見どころ。

とはいえ、それ以外に何かあるかというと
そういうわけでもないので、
ハリウッドでさらにド派手なアクションに慣れていると、
少し物足りないかなという感じでした。

柳楽優弥はチーマー顔だよなとつくづく思う(笑)
この前の『泣くな赤鬼』と180度違う役柄にびっくりするけど(笑)

ぬ~べ~感ある『きみと、波にのれたら』

2019年06月24日 00時05分39秒 | 映画


2019年公開映画94本中64位。

ぬ~べ~案件かなと。
死んだ彼氏が、ある歌に反応して
水の中に限定して現れる地縛霊みたいになるから、
ぬ~べ~に相談した方がいいかなと思った映画でした。

半分本気でそんなこと思ったけど、
実のところは、彼氏を亡くしたヒロインの成長物語です。

前半でもんのすごいラブラブしてたもんだから、
彼氏が亡くなって落ち込んで、
地縛霊になって現れて喜んで、
でもいつまでもそんな状態じゃいられないから、
ある事件をきっかけに一人立ちするという感動話。

キャラ絵が緩かったせいか、
ほとんど感情移入できなかったけど、
声優としての川栄李奈の演技は想像以上によかったし、
ラストの終わり方は好きです。

アニメの水って、ものすごくとろみがあるよね。
あんなとろとろしてて、サーフィンできるのかと思った(笑)