Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

キャラ弁がコミュニケーションツールだった『今日も嫌がらせ弁当』

2019年06月29日 22時56分33秒 | 映画


2019年公開映画102本中67位。

反抗期になった娘の態度を改めさせるために、
高校3年間、ほぼ毎日キャラ弁を作り続けた母親の話。

個人的にはそこまででもなかったけど、
笑えるし泣けるし、バランスのいい映画なんだと思う。

あの篠原涼子みたいなお母さん、欲しいわ。
ノリが面白いし、作るキャラ弁がすごすぎる。
まあ、反抗期の娘からしたら、ウザさMAXだと思うけど(笑)

ウザいと言いつつも、
毎日ちゃんと弁当を完食してくるところがかわいい。

このキャラ弁が、手紙とかLINEに変わって、
普段話せないことを話すための
コミュニケーションツールとなっているのがうまいなと思った。

だから、毎日作る意味が生まれる。
途中でやめたら、ただの気まぐれと思われて終わっちゃうわけだし。
そして、コミュニケーションツールとなっているからこそ、
毎日作り続けることで、結果として娘の態度も改まるんだよね。

最後の弁当は感動。

過酷すぎる状況に見入ってしまう『八甲田山』

2019年06月29日 20時56分40秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1977年の日本映画『八甲田山』。
当時の日本映画の第1位らしい。

時は明治。
将来的なロシアとの戦争を見据えて、
寒冷地での訓練をしようと、
真冬の八甲田山を登る話なんだけど、
実話ベースかつ、
近代の登山史における世界最大級の山岳遭難事故とのこと。

高倉健と北大路欣也がそれぞれ隊を率いて八甲田山を目指し、
結果的に高倉健の部隊は全員生還するものの、
北大路欣也の部隊は人が多かった上に、
天候の急変や指揮系統の乱れなど複数の要素が絡み合い、
210人中199人が死亡するという大惨事に。

あまりにも過酷すぎる環境で発狂する人が現れるなど、
かなり痛ましい映像だった。。。

北大路欣也は、遭難の責任を取って、
舌を噛み切って自決するんだけど、
それによって、出発前に高倉健と交わした
「八甲田山で落ち合おう」という約束は果たされず、
変わり果てた姿で再会したのは、
とても悲しいシーンだった。

でも、もっと悲しいのは、
ここでの生還者は、
2年後の日露戦争における黒溝台会戦において、
マイナス20度の極寒を戦い抜き、
全員戦死したこと。。。
そのおかげで、
後の奉天会戦は日本の勝利に終わったけれど、
その背景にこの遭難事故があったと思うと感慨深い。

2015年に『エベレスト 3D』という映画を見たけど、
それ以上に過酷さが伝わってくる内容だった。
実際のロケも真冬の八甲田山で行われたので、
かなり大変だったらしい。

ちなみに、当時の北大路欣也と加賀まりこが
今の自分と同い年だったと知ってびっくり。
22歳だった秋吉久美子もかわいかった。

シーンのつながりが支離滅裂な『劇場版パタリロ!』

2019年06月29日 00時52分57秒 | 映画


2019年公開映画101本中98位。

軽い気持ちで見に行くと後悔する映画ですね(笑)
もう、何が起こってるのかわからなさすぎて。。。
スパイダーマンと比べてしまうと、
範馬勇次郎じゃないけど、
「上等な料理にハチミツをブチまけるかのごとき」
という比喩がぴったり当てはまる(笑)

予告を見ると、『翔んで埼玉』と同じ作者だし、
面白そうなギャグ映画かと思ったんだけど、
もっと斜め上をいってたよ。。。

父が亡くなり、主人公パタリロが新しい王となるための戴冠式を向かえる
という大まかなストーリーはわかるものの、
とにかくシーンのつながりが支離滅裂すぎる。
「Hey, Siri」つったら、「滅裂です」と返ってくるぐらい、
理解しがたい世界が広がってた。

イギリスにいたはずなのに、気づいたら埼玉にいるし。
唐突に謎な歌を唄い出すし。
CGはプレステ2時代のクオリティだし。
「考えるより感じなさい」という声が聞こえてきそうな内容。

しかも、BLなんだよね。
男同士のチュッチュペロペロが多い。
女性同士でもそうなんだけど、
同性愛モノがまったくわからない身としては、
もうなんか、、、、なんだろうなと(笑)

ただ、舞台俳優が多く出ているので、
歌はみんなうまいし、セリフも力強い。
普段一方向な舞台のカメラワークをいろいろ変えて、
無理矢理映画化しましたっていう感じがする。

唯一、タマネギ部隊のくだりは面白かったけど、
それ以外は僕の理解を超えてしまって、
ほぼ知覚できなかった。

原作ファンか、それぞれの舞台俳優のファンじゃないと、
ちょっとキツイかもしれないなあ(笑)