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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

”母は強し"を体現したような主人公に心癒される『ステージ・マザー』

2021年03月06日 20時55分18秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:10/40
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
ヒューマンドラマ
LGBTQ+
ゲイバー
ドラァグクイーン
下ネタ

【あらすじ】
サンフランシスコにある世界有数のLGBTQ+コミュニティの拠点、カストロ・ストリート。

ある夜、ドラァグクイーンのショーを披露するゲイバー、
パンドラ・ボックスでショーが行われる中、
バーのオーナーでドラァグクイーンのリッキー(エルドン・シール)は、
薬物の過剰摂取で倒れ、息を引き取る。

保守的なテキサスの田舎町でその報せを受けた彼の母メイベリン(ジャッキー・ウィーヴァー)は、
疎遠だった息子の死にショックを受け、
夫の反対を押し切り、
サンフランシスコでの葬儀に参加。

ところが、葬儀は華やかなミュージカル調で、
信仰心の厚いクリスチャンかつ
教会の聖歌隊の一員でもある彼女には耐え難いものだった。

翌日、彼女はリッキーのパートナーで
バーの共同経営者のネイサン(エイドリアン・グレニアー)を訪ねたものの、門前払いに。
失意の彼女の前に、
リッキーの親友でシングルマザーのシエナ(ルーシー・リュー)が現れ、
彼女の計らいでネイサンとの間を取り持ってもらう。

すると、リッキーが遺言を遺さずに他界したため、
バーの経営権は母親のメイベリンが相続することになっていたことや、
バーが破綻寸前の危機にあることがわかる。

彼女は困惑しながらも、
シエナの家に居候し、
息子の遺したゲイバーの経営を始めることに。

【感想】
いい映画だったなー。

亡くなった親の後を子供が引き継ぐ話はよくあるけど、
これは逆で、息子に先立たれた母親が、
彼の持つゲイバーを立て直すために奔走するハートフル感動コメディ。

主人公を演じるのはジャッキー・ウィーヴァー。
2019年に『チア・アップ!』で、
平均年齢72歳のチア・リーディングのメンバーを務めたのが記憶に新しい。

この映画では、聖歌隊の指揮者というお堅い生活から一変、
ゲイバーの立て直しだけでなく、
メンバーの取りまとめを行うというギャップが面白い。

持ち前の行動力で新しいショーを提案し、
店のレイアウトを変え、
ホテルでの宣伝を許可してもらうなど、
70歳を過ぎた方とは思えないバイタリティの強さ。

おそらく、息子と向き合わないまま、
二度と会えなくなってしまったことに対する
贖罪でもあったのかもしれない。

普通はね、いきなりそんな夜の世界に飛び込んで一肌脱ぐなんて、
かなりの労力を必要とするし、めんどくさいしで、
なかなかできることではないだろうから。

そんな彼女が、
だんだんみんなの母親のような存在に変わっていくところも感慨深い。
最初は亡くなったリッキーの母親でしかなかったのに、
みんなの世話をしていくうちにみんなも彼女を頼り、
“母”という存在の大きさを存分に感じられた。

そんな姿を見たからこそ、
息子をわかろうとしなかった夫に対し、
「家族を支えるのは指輪じゃない、度胸よ」
と言い放つシーンはかっこよかったなー。

また、さすがハリウッドはショービズの本場というだけあって、
パフォーマンスの音楽も衣装もきらびやかさも圧倒的で、
特にラストシーンの粋な演出も胸アツだった。

そんな感動的な展開の中で、
舞台がゲイバーだけに、
ちょいちょい出る下ネタがいい笑いになってたwww
“ヘアリー・ポッター”とかメッチャ吹いたわwww

それにしても、ルーシー・リューとか久しぶりに観た気がする。
『チャーリーズ・エンジェル』(2000)のときからほぼ変わってないやんけ。

映画『ステージ・マザー』公式サイト

ごく普通の主婦がドラァグクイーンとゲイバーを再建!?︎あらゆる偏見を乗り越えてチャレンジすることで見えて来る、新たなる希望と友情のハートウォ...

映画『ステージ・マザー』公式サイト

 

家族を想う母の愛が深い『秘密への招待状』

2021年03月06日 20時44分18秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:30/39
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
ヒューマンドラマ
家族の秘密

【あらすじ】
インドで孤児たちの救援活動に人生を捧げるイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)は、
施設の維持費を集めるために日々駆け回っていた。
そんな彼女のもとに、多額の寄付の話が舞い込む。
ただし、メディア会社を経営する支援者のテレサ(ジュリアン・ムーア)にニューヨークまで会いに行くのが条件だ。

話をまとめて一刻も早く孤児たちの元へ帰りたいイザベルを、
娘の結婚式に強引に招待するテレサ。
寄付金のために渋々出席したイザベルは、
テレサの夫を見て驚愕する。

それは21年前、イザベルが18歳のときにいさかいの果てに別れた恋人、
オスカー(ビリー・クラダップ)だった。
さらに、目の前の新婦グレイスが、
オスカーとの間にできたイザベルの娘だと気づく。

結婚式への招待状をきっかけに明かされる、
家族の衝撃的な〈真実〉と、新たな〈秘密〉。
この日を境に、
彼女たちの人生は予想もしない未来へと転がっていく──。

【感想】
2006年のマッツ・ミケルセン主演のデンマーク映画『アフター・ウェディング』のリメイク。
今作では、メイン2人の性別が男性から女性へと変更されている分、
また違った時点で楽しめる。

タイトルからしてサスペンス感あるなと思ってたんだけど、
実際は感動的なヒューマンドラマ。
ただ、前半まではよかったけど、
後半がどうもなあっていうのが個人的な感想。

イザベルが元カレと21年ぶりの再会し、
結婚式を挙げる花嫁がその元カレと自分の娘だったっていうところまでは面白かった。

そこからどうなるのかっていうところに期待したんだけど、
ここからはややトーンダウン気味。
インドの孤児救済の寄付の行く末と、
テレサの秘密について語られるものの、
淡々としてて心が動かされず。

話の設定や人間ドラマ的にはとても面白くなりそうなのに、
あまりパッとしなかったはちょっと残念。
多分、インドの孤児救済の緊迫感があまり感じられなかったのと、
後半の家族の展開も、
映画ではけっこう見慣れた光景だったのがその理由かなー。

あと、イザベルが過去にしたことに対して、
反省や後悔があまり見られなかったのは、
理解はできても共感はできないかな。
もちろん、そこは仕方のない事情があったにせよ、
まずは「ごめんなさい」じゃないのって。

でも、ミシェル・ウィリアムズとジュリアン・ムーアの演技は素晴らしかった。

ただ、個人的にはやっぱりオリジナル版の方が断然面白いなと感じた。
そっちの方が、よりキャラクターの感情が表に出ていたり、
シーンとシーンのつながりがスムーズだったりと、
今作以上にわかりやすい作りだから。

もちろん、これは好みの問題も大いにあるとは思うけど、
どちらか選べと言われたら、
迷わずオリジナル版を選びます、僕は。
なお、ストリーミングサービスでは配信されていないようなので、
渋谷TSUTAYAでDVD借りました(笑)

映画『秘密への招待状』オフィシャルサイト

結婚式をきっかけに明かされる、家族の衝撃的な<真実>と、新たな<秘密>とは―/原題:After the Wedding

映画『秘密への招待状』オフィシャルサイト

 

シットコムからの超絶魔女バトル『ワンダヴィジョン』

2021年03月06日 00時18分23秒 | ドラマ

【個人的な評価】
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★★★★★★★
    音楽:★★★☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
マーベル
キャプテン・マーベル
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

【あらすじ】
『アベンジャーズ/エンドゲーム』から約1年半、
結婚したワンダ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)は郊外の街に引っ越してきた。
幸せな結婚生活を送る2人だったが、
徐々にその裏に隠されていた秘密が明らかになっていく。

【感想】
え、、、これ、、、ドラマでいいの、、、?
ドラマでこのクオリティって神なの、、、?
って、もう途中から興奮しまくりのドラマ。
何度「ふぁっ?!」と声が漏れてしまったことか。

第2話までただのシットコムで、
「なんかずいぶん方向性変わったな」と思ってたんだけど、
第3話の終わりからヤバくなってきた。
まさかの"彼"の登場でX-MENとの合流を匂わせつつ(それは多分違うけどw)、
キャプテン・マーベルとのつながりや新しいヴィランの登場、
そしてワンダの過去。

結局、原作通り、
ワンダの"現実確変能力"が存分に発揮されていたわけだけど、
牧歌的なシットコムからのスタートを考えると、
最終話の超絶バトルはまったく予想できなかったね。。。
全話通じて、VFXのクオリティすごすぎて、
もう鳥肌立ちまくりだった。

ラストのアレは今後の伏線かなー。
"スカーレット・ウィッチ"。。。

今後もMCU観る人は、絶対これを観ておいた方がよいかと。
特に、『キャプテン・マーベル2』とは大きく関わりそうなので。
『キャプテン・マーベル』に出てきたマリアの娘が、
今作に出ているモニカなのよ。

それにしても、
MCUの中で腕っぷしの強さだけなら
キャプテン・マーベルが一番強いと思うけど、、、
総合的な能力はやっぱりワンダが最強かもしれない。
無から有を生み出す力。
彼女にしかないのでは。

再来週からは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』なので、
楽しみにしています。

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