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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ワークラブバランスが7:3だった『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』

2021年03月16日 23時53分54秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2021年日本放送ドラマで面白かった順位:2/2
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
ラブコメ
トレンディドラマ
ファッション誌の編集部
鬼上司と新人
恋はつづくよどこまでも
プラダを着た悪魔
三角関係
ワークラブバランス

【あらすじ】
鈴木奈未(上白石萌音)は「仕事も恋愛もほどほどに。人並みで普通の幸せを手にしたい」
という安定志向の持ち主。

片想いの幼馴染を追いかけるために
東京の出版社で働くことになったが、
配属されたのは希望の備品管理部ではなく、
ファッション雑誌編集部。

そこで出会った編集長の宝来麗子 (菜々緒)は、
まさに「バリキャリ」であり、
「超敏腕」「毒舌・冷徹」な鬼上司だった。

また、ひょんなことから知り合った子犬系御曹司にも振り回され、
何事も「そこそこ」でよかった奈未の運命は大きく変わり始める。

果たして、彼女の仕事と恋愛はどうなっていくのか。

【感想】
第1話の劣化版『プラダを着た悪魔』を見たときは、
「大丈夫かこれ」と思ったりもしたけど、
2話以降は日本のラブコメらしさ全開だったね。
いや、ラブコメというより、
これはもう令和のトレンディドラマだったかな(笑)

トレンディドラマあるあるの、
「タイミングよく(悪く?w)見つかっちゃう」とか
「公共の場でそんなことしないだろ」とか、
けっこうそういうの多くて、
1990年代前半を思い出して懐かしさに浸ってた(笑)

特に、第7話で奈未が言った
「独り占めしたい。あたしのことだけ見てて欲しい」ってセリフ。
これがさ、『東京ラブストーリー』(1990)の第6話で、
赤名リカ(鈴木保奈美)が「ちゃんと捕まえてて。私だけを見てて」
と言ったセリフにかぶって見えたんだよなー。

ただ、昔のトレンディドラマと比べると、
個人的にキュン度はちょっと足りなかった(笑)

先の赤名リカとの比較で言うと、
『ボス恋』の奈未は、
それまでずっと自分の気持ちを伝えたこなかった中で、
第7話で初めて心の声を口にしたと。
それまでは何も言わなかったから、
ゼロからのスタートって感じ。

一方、赤名リカは日頃からわんわん言ってて、
たまにそうやって弱さを見せるから、
マイナスからのプラスっていう意味で、
振れ幅が大きくインパクトを残すのかなーって。

でも、『ボス恋』は昔のように完全な恋愛至上主義ではなく、
「普通が一番」だと思っていた奈未が、
雑誌編集の仕事を通じて、
仕事にやりがいを感じるようになっていく変化や、
「夢とどう向き合っていくか」と言ったメッセージ性もあって、
ワークラブバランス(仕事と恋愛の調和)をうまく表していたかなとは思う。
まあ、7:3ぐらいで恋愛寄りだったし、
いろいろツッコミどころは多いけど、
それも含めてトレンディなんだと思ってるw

また、ドS先輩とか実はいいやつなのが、
ハマる人多そうと思った。
奈未と同じ部屋に泊まるシチュエーションのとき、
「鈴木。もし、お前が俺の彼女だったら、俺はお前が他の男と泊まんのは嫌だ」
って言ってるのに誠実さを感じたわ。

あと、このドラマはキスマイの主題歌がすごくよかった!
『知ってるワイフ』の関ジャニもそうだけど、
やっぱりジャニーズの主題歌っていいよね。
というか、キスマイって意外といい歌あるから。

とはいえ、いい歳した玉森に
犬の着ぐるみ着せるなよとは思ったけど(笑)

綺麗な終わり方だったし、
ほっこりするという意味では、
癒し系のドラマでした。

TBSテレビ「火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』」

TBS 火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』公式サイトです。2021年1月12日スタート。毎週火曜よる10時〜放送。

TBSテレビ

 

学園モノと刑事モノを見事に合わせた『青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー』

2021年03月16日 23時12分06秒 | ドラマ
『青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー』

【個人的な評価】
2021年日本放送ドラマで面白かった順位:1/1👑
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
学園ドラマ
刑事ドラマ
炎上
薬物
マタハラ
セクハラ
パワハラ
LGBT
いじめ
貧困
毒親

【あらすじ】
学校内に警察官が常駐し、トラブル対応や予防活動を行う
「学校内警察(スクールポリス」制度。
この制度が試験導入されることとなった赤嶺中学校に、
主人公・嶋田隆平(藤原竜也)は自ら志願して配属される。

表向きは何の変哲もない公立校に見える赤嶺中学だが、
スクールポリス・嶋田の登場によって、
SNS、薬物、盗撮、さらにはマタハラやセクハラなど、
様々なトラブルがあぶり出されていくことに。

法に触れれば、教師であろうが生徒であろうが容赦無く逮捕!
常に冷静で毒舌な嶋田が、
校内にはびこる“悪”を痛快に成敗しつつ、
恋人の死の真相を追っていく!

【感想】
うおおおお、やべええええ、
これメチャクチャ面白かったじゃないか!
今季一発目の最終回だけど、
個人的にはこれが一番面白いドラマだった!
まさに、あ!く!ま!てきなああああ!インパクト!
とにかく、内容が激しかったのがツボ!

第1話:SNSを使った炎上
第2話:妊娠した教師への嫌がらせとニセ教師問題
第3話:薬物と妄想恋愛
第4話:女性教師から男子生徒へのセクハラとLGBTの生徒
第5話:生徒間のいじめ
第6話:教師のブラック勤務
第7話:親のネグレクトと貧困
第8話:闇部活
第9話:子供に価値観を押し付ける毒親
第10話:小川先生の死のきっかけの真相

1話につき1〜2個ぐらいの問題が起こるんだけど、
従来の学園モノで見られるような話と、
現代だからこそ出てくるような話をうまく織り交ぜていて、
リアルさの中に共感できるポイントも多かった。

しかも最終回は、
岡部(遠藤雄弥)が3Dプリンターで作った拳銃で発砲しまくるという
他の刑事ドラマですらなかなかない激しさを見せてくれて、
まさに学園モノと刑事モノの面白いところを見事に掛け合わせた
興奮と緊張と感動のドラマだった。

その中で、嶋田の容赦なさすぎるキャラがすんごい立っててよかったんだよなー。
生徒だろうが先生だろうが構わず逮捕するし、
校長先生には馬乗りになって殴りまくるし、
その校長が刺されて入院しているときは、
傷口を開く勢いで拷問するし、
警察というよりヤクザかよって(笑)

これだけスクールポリスの必要性を感じさせながらも、
学校の本来あるべき姿を提示し、
スクールポリスのいない世界を目指そうとする終わり方もよかったなー。

この枠のドラマでここまで面白かったのは初めてかもしれない。

青のSP | 関西テレビ放送 カンテレ

「守ってやるが、容赦はしない」学校内警察(スクールポリス)が事件に立ち向かう学園エンターテインメント!

青のSP