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旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

マイコアカネ終齢幼虫

2022年11月22日 | ヤゴ(幼虫)


マユタテアカネの幼虫と良く似ており混棲地では同定が非常に難しい。
マユタテアカネと比べややがっしりとした印象があり側棘もやや長め、体色の斑紋も若干薄い個体が多く、本種は第8・9腹節の側面が橙色味を
帯びる個体が多いと感じます。
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ナツアカネ終齢幼虫

2022年11月19日 | ヤゴ(幼虫)
久しぶりの幼虫ネタです。既に1年前に撮影済みでしたが写真を上げていませんでした。
アカネ幼虫はどれも非常に良く似ており同定が難しく、それなりに判別できるようになるためには各種の同定ポイントを見極めることと、
実物を何度も手にとって、他種と見比べることが重要となります。
幼虫の同定は成虫よりも遥かに難しく、実際、終齢・亜終齢幼虫まで成長したものでなけれは判別が非常に難しいです。



アカネ属幼虫の同定は主に腹部第8、9節にある側棘(そっきょく)の長さや形で行いますが、やはり見慣れないとかなり混乱してしまいます。
本種はアキアカネ、ノシメトンボと同様の生態を持つため、水田など混棲している場合が多く判別が難しいですが、慣れれば側棘の長さと形状
で判別することができます。
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ホソミモリトンボ終齢幼虫

2019年10月30日 | ヤゴ(幼虫)


こちらも順調に成長し、7頭中1頭だけが終齢幼虫となりました。現在飼育中の幼虫はF-2が4頭、F-1が2頭、F-0が1頭で、成長速度に個体差があります。
ホソミモリ幼虫はクモマエゾトンボ幼虫と良く似ており、エゾトンボ属ですが背棘・側棘が共に無いのが特徴で、体表には細かい毛が多く認められます。
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サラサヤンマ終齢幼虫

2019年10月29日 | ヤゴ(幼虫)


サラサヤンマの終齢幼虫です。飼育(屋外飼育)中の2頭の内、1頭が9月下旬に終齢幼虫(F-0)となりました。もう1頭の方はまだ亜終齢なので、そのまま冬を迎えることになります。
2頭とも無事に越冬してくれることを願うばかりです。
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サラサヤンマ中齢幼虫-その2

2019年08月25日 | ヤゴ(幼虫)


飼育中のサラサ幼虫ですが、やっとヤゴらしい見た目となってきました。前回と比べ複眼が大きくなっているのが分かります。恐らくこちらもF-2幼虫と思われます。このまま順調に成長を続けてくれれば、冬までに亜終齢幼か終齢幼虫にまで成長してくれると思います。
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ホソミモリトンボ中齢幼虫

2019年08月24日 | ヤゴ(幼虫)


飼育中のホソミモリ幼虫が順調に成長してくれたので撮影してみました。恐らくF-2幼虫と思われます。本種とクモマエゾトンボはエゾトンボ属の中でもかなり特異な体形をしたヤゴで、側棘・背棘が共に無く、全身が細かな毛で覆われています。そのため、自然下では泥をまとっていることが多く、どちららと言うとシオカラ属の幼虫に近い印象を受けます。ずんぐりとしていて、とも愛嬌のあるヤゴですね。
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ルリイトトンボ終齢幼虫

2019年08月16日 | ヤゴ(幼虫)


尾鰓は葉状で1~3本の褐色条がり、先端が尖ります。しかし、褐色条には個体差があり、ほとんど認められない個体もいますので、混棲する他種イトトンボ幼虫とは尾鰓の形状で判別します。
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アオイトトンボ科3種

2019年08月08日 | ヤゴ(幼虫)


道内で見られるアオイトトンボ科3種の終齢幼虫比較。成虫含め、どれも良く似ていて判別は難しいですね。
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サラサヤンマ中齢幼虫

2019年07月26日 | ヤゴ(幼虫)


コフキトンボ幼虫と一緒に送られてきたサラサ中齢幼虫です。それにしても、本種はいつ見てもヤンマとは思えぬ不思議な形態をしたヤゴですね。クチクラが非常に柔らかく、体が「ぐなぐな」なのも特徴的ですが、特にこの齢期の幼虫は複眼が非常に小さく、まるでシロアリのようにも見えてしまいます。
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コフキトンボ終齢幼虫

2019年07月23日 | ヤゴ(幼虫)


コフキトンボの終齢幼虫。
道トンボ研のY氏より送られてきた撮影用の個体です。北海道では函館周辺でしか見ることのできないトンボなので、非常に貴重なサンプルとなりました。
コシアキトンボ幼虫にやや似ますが、私的にはどちらかというと、オオトラフ幼虫に似ているなという印象を受けます。
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オナガアカネ終齢幼虫

2019年07月23日 | ヤゴ(幼虫)


オナガアカネの終齢幼虫です。先日羽化して、間違いなく本種ということが確認できたのでアップします。アカネ属の幼虫は判別するのが難しいですね。
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クロイト属幼虫の比較

2018年07月02日 | ヤゴ(幼虫)
道内産クロイトトンボ属幼虫を写真で比較してみました。尾鰓に若干の違いがありますので、個体数が多く最も普通に見られるクロイトトンボを基準に同定を行うのが良いと考えます。
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セスジイトトンボ終齢幼虫

2018年06月24日 | ヤゴ(幼虫)
ようやく道内に生息するクロイトトンボ属の幼虫をコンプリート。採集して頂きましたY氏に感謝です。クロイト属はどれも類似しており見極めが困難ですが、ある程度のポイントを抑えてしまえば同定可能となります。本種は尾鰓がやや短く、気管分枝が多く現れる傾向が強いようです。3つの褐色斑紋については個体差があるので、注意が必要です。
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スナアカネ終齢幼虫

2018年06月22日 | ヤゴ(幼虫)
本種も近年、道内のあちこちで毎年確認されるようになったトンボで、大陸飛来種です。典型的なアカネ幼虫ですが側棘がほとんど目立たず、背棘が無いので同定はし易いと感じました。温暖な気候を好む種なので、道内ではまず定着できないトンボと考えます。
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コシアキトンボ終齢幼虫

2018年06月21日 | ヤゴ(幼虫)
数年前から目撃情報があり道内での定着が疑問視されてきたトンボですが、昨年道南で複数個体が採集されたことで道内初記録となったトンボです。そして今年の春、道トンボ研のY氏が幼虫を採集し定着が確実なものとなりました。この写真はその貴重な1頭をお借りして撮影したものです。地球温暖化が騒がれる昨今、クロスジギンヤンマやショウジョウトンボのように、本種の北上もあっという間なのでしょうか・・・・・
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