旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

北海道のオオキトンボ-その4

2011年02月19日 | 飛来種
最終的には♂を7頭ほど確認しましたが、♀の個体数を考慮しても数はかなり少ないと感じました。本種は生息環境に対してかなりデリケートらしいので、今後の環境経過が気になるところ・・・・・・・・今後も継続発生してくれることを願っています。
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北海道のオオキトンボ-その3

2011年02月19日 | 飛来種
自宅に帰り、さっそく道内のトンボ仲間である広瀬氏に写真データを送ったところ、やはり「オオキトンボ」でまず間違いないという返事をいただきました。
本来このオオキトンボは北海道には生息しておらず、生息の北限は青森までとされていますので、恐らく今回発見された個体群は大陸からの飛来種(季節風によって、大陸から飛ばされてきた個体)が発生源となっていると思われます。後日、地元関係者である山崎氏の写真データを確認させていただいたところ、既に一年前の2009年9月に本種♂の生態写真が数枚撮影されていたことが判明しました。
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北海道のオオキトンボ-その2(♀個体)

2011年02月18日 | 飛来種
しばらく観察を続けていると、驚いたことにもう1頭♂が現れました!個体数は少ないのですが、池の周りに何頭かいるようです。そこで、周辺の草叢を見て回ると摂食中の♀個体も発見!!♀にはすぐに逃げられてしまいましたが、とりあえず雌雄揃っての生態写真を撮影することが出来ました。更に、連結産卵をするカップルも発見。急いで網を持ち出し証拠となるサンプル個体の採集にも成功しました。
普段は写真がメインなので捕虫網は持ち歩かないのですが、幸運にもこの日に限って車に積んでいました。
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北海道のオオキトンボ-その1

2011年02月18日 | 飛来種
この日は個人的なトンボの生息調査で現地入りしたのですが(初訪問)、水面上を見慣れないオレンジ色のトンボが飛んでいることに気付き、目で追っていると、どうもキトンボとしては大き過ぎる感じ。止まってくれるのを待つのですがほとんど飛び続けており、とにかく敏捷で止まってもすぐに飛んでしまいます。どうにか近づくことができ、目をこらして良く見てみると「え?これってオオキトンボじゃないの!?」というのが見た目での第一印象でした。しかし、確証が持てず「まさかね!?」という半信半疑な気持ちでしばらく様子を見てみることに・・・・・・・・・・・・
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北海道初記録!-「絶滅危惧種」オオキトンボを発見!!

2011年02月18日 | 飛来種
既に北海道新聞をはじめNHK北海道や朝日、毎日新聞等、道内の各報道機関からは全道記事として取り上げて頂きましたが、昨年の2010年9月11日、羽幌町で北海道初記録となるオオキトンボの撮影/採集に成功しました!!

オオキトンボは環境省レッドデータブックでは最もランクの高い「絶滅危惧Ⅰ類」に指定されている大変希少な大型のアカネ(赤トンボの仲間)で、国産アカネの仲間では最も大きく、体長5cm前後。雌雄共に全身がオレンジ色をしており、羽も全体的にオレンジ色に煙ります。現在、日本国内ではごく限られた場所にしか生息しておらず、絶滅が心配されるトンボの1つとなっています。今日まで発表が遅れたのはその希少性からで、各専門機関と道内におけるオオキの取扱いについて、慎重に協議させて頂いた結果です。
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7月の撮影データから ~残りの余生

2011年02月14日 | トンボ科
7月下旬にもなるとカオジロトンボは発生末期になり、水辺よりも森林内で見かけることの方が多くなります。生殖活動を終え子孫を残した老熟個体は、残りの余生を森林内の空き地などで静かに暮らすのでしょう。
老熟個体は飛翔能力、反射神経共に鈍ってしまうので、ハエなんかも妙になついちゃってたりします・・・・・・・・これって思いっきりナメられてますけどね(笑)。
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7月の撮影データから ~サラサ産卵

2011年02月11日 | ヤンマ科
で、こちらが同個体のアップ画像。
150ミリマクロだとかなり寄ることが出来るので、今年もこっちがメインとなりそうです。
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7月の撮影データから ~ちょっと遅かった

2011年02月11日 | ヤンマ科
昨年のサラサヤンマ観察は時期がちょっと遅かったようで、生息地では♂がほとんど現れず、♀の産卵個体ばかりが目立ちました。来年は♂の飛翔写真をじっくり狙ってみたいですね。
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7月の撮影データから ~オオルリボシ♂飛翔 その2

2011年02月11日 | ヤンマ科
この個体は夕方、林縁で森林方向に向かってひたすらホバっていた♂です。どうやら水辺で縄張りが持てないため、林縁に陣取って森林内から池に移動してくる♀を待ち構えているようです。確かに、水辺で待つよりもこっちの方が♀を獲得できる確立は高く、効率的と言えるかもしれません。
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7月の撮影データから ~オオルリボシ♂飛翔 その1

2011年02月04日 | ヤンマ科
オオルリボシヤンマは旭川市内を代表するトンボの1つで、他地域と比べてもかなり個体数の多いヤンマです。発生のピーク時には、車による事故死と思われる死骸を多数く路上で見かけます。
生息地では常に飽和状態となっているため、水辺で縄張りを持てない♂が池沼周辺や山裾のあちこちで見られます。本種は通常良く開けた水面上を飛ぶことが多いのですが、先シーズンは非常に暑い日が長く続いたため、森林内の木陰を飛ぶ個体も多く見かけました。
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