雪上のオツネントンボも何時まで見ることが出来るやら・・・・・・雪解けは日々進行していますが、真っ白い雪もそろそろ見納めです。というのも先週も降りましたが、季節風に乗って大陸から恐怖?の黄砂が大量に押し寄せてくるからです。黄砂が降った後の雪景は汚く、そりゃひどいものです。なので、雪上のオツネン撮影も今時期に限られてしまうという訳です。
彼らはどうも共通する越冬場所が多いようで、今時期、オツネントンボとタテハ蝶はセットで見られるようです。しかし、こちらは雪上にもかかわらずかなり敏捷で警戒心が強く、容易に近づくことが出来ません・・・・・・・・う~ん、なかなか手強い!それだけに、オツネンを追っているよりもはるかに刺激的(笑)で楽しめました。
時折、目の前を黒い物体がハイスピードで横切っていきます。これは一般の人の目には蛾(ガ)としか映らないでしょうが、実はタテハチョウ科という立派な蝶の仲間なんです。日本の国蝶としてあまりにも有名な「オオムラサキ」はこの仲間に入ります。胸の筋肉が良く発達している蝶で、素早く飛び回るのが特徴です。
写真は去年の秋から目を付けていた、市内富沢地区に存在するとある廃屋ですが、予想通り周りにはオツネントンボをはじめ、テントウムシやカメムシ、蛾の幼虫など、越冬から目覚めた昆虫があちこちに落ちていました。廃屋は見た目こそ不気味で近寄り難いですが、多くの昆虫達にとって非常に貴重な越冬場所となっているようです。
この時期に活動を開始してしまったオツネントンボは、残念ながらほとんどのものが命を落としてしまいます。特に雪上に落下してしまった個体は、せっかく暖まった体温が急激に低下してしまうため、再び飛び立つことが出来ないようです。
写真の個体は体の半分が雪にうもってしまっています。実はこの時点でまだ生きていました。本来であれば、この個体は凍死確実だったと思われますがこれも何かの縁?ですね、助けてあげることにしました。実は、厳しい冬を乗切っても、このように春を迎える前に死んでしまう個体も多いのです。
写真の個体は体の半分が雪にうもってしまっています。実はこの時点でまだ生きていました。本来であれば、この個体は凍死確実だったと思われますがこれも何かの縁?ですね、助けてあげることにしました。実は、厳しい冬を乗切っても、このように春を迎える前に死んでしまう個体も多いのです。
こちらはエルタテハでしょうか?日当たりの良い場所で羽を広げ、体いっぱいに日の光を浴びていました。けっこう警戒心が強く、すぐに逃げられてしまいましたが、力強いはばたきは正にタテハ蝶そのものでした。
まだまだ雪も多く、地上のほとんどが雪で覆われていますが、この個体はいったい何処を目指して飛び立ったのか?この後、うまく寒さをしのげる場所まで到達できたのでしょうか?ちょっと心配になってしまいます。
まだまだ雪も多く、地上のほとんどが雪で覆われていますが、この個体はいったい何処を目指して飛び立ったのか?この後、うまく寒さをしのげる場所まで到達できたのでしょうか?ちょっと心配になってしまいます。
春が恋しく思う今日この頃、旭川市の春はまだまだ先のようです。
しかし、楽しみもあります。今時期は気温が上がったり下がったりの不安定な天候ですが、太陽が出るとマイナス気温でも体感温度がかなり高く感じるられることがあり、一部の勘違いした昆虫達が越冬から目覚めてしまいます。オツネントンボも例外ではなく、場所によっては雪上に落ちている個体を見つけることが出来ます。
しかし、楽しみもあります。今時期は気温が上がったり下がったりの不安定な天候ですが、太陽が出るとマイナス気温でも体感温度がかなり高く感じるられることがあり、一部の勘違いした昆虫達が越冬から目覚めてしまいます。オツネントンボも例外ではなく、場所によっては雪上に落ちている個体を見つけることが出来ます。