北海道のハグロトンボ

成虫の生殖活動や♀の産卵はあちこちで見られました。それにしても個体数が多い！　
今後、生息域を更に広げるのか？　非常に興味深いところです。


♀の産卵


産卵中の♀に止まる♂個体（産卵警護にしてはちょっと強引か？？）


ディスプレイ中の♂の邪魔に入る別♂


成熟♂（縄張り）

「北海道初記録」のハグロトンボ

７月中旬、「北海道でハグロトンボが採集された」という驚きの情報が入ってきました。採集したのは北斗市在住の会社員の方。
先行して道トンボ研のY氏とH氏が周辺の用水路を調査して回ったところ、複数カ所で本種の発生が確認されました。
しかも個体数はかなり多いとのこと。
早速H氏にお願いして、沼田町のYさんとその場所へ案内してもらうことにしました。現地に着くと「いるいる」沢山の個体が
用水路上を飛んでいました。個体数の多さから、ここ1，2年での発生ではなさそうです。
それにしても、北海道でハグロトンボとは。全く想像もしていなかったトンボなので非常に驚きました。


成熟♀


成熟♂


♂♀連結


♂の縄張り争い

ニホンカワトンボ

本当は羽化写真を狙いたかったのですが既に終わっていました。未熟個体が日向ぼっこをしながら、せっせと摂食していました。


未熟♂（透明翅型）


未熟♂（橙色翅型）×2

ミヤマカワトンボ-その3

今回もミヤマカワトンボです。
毎回マクロレンズでの撮影で同じ画になりがちなので、今年は広角メインで撮影しています。


交尾


成熟♀


成熟♂

ミヤマカワトンボ-その2

旭川市内ではミヤマカワトンボが最盛期を迎えています。生息水域ではコオニヤンマの姿も同時期に見ることができます。


成熟♂縄張り


成熟♂


成熟♀


コオニヤンマ成熟♂

ミヤマカワトンボ

ミヤマカワトンボの未熟個体も数頭見られました。こちらも順調に羽化が進んでいるようです。


未熟♂


未熟♀

ニホンカワトンボ

ニホンカワトンボの姿も沢山見られました。まだ成熟初期で、非常に綺麗です。


透明翅型♂


橙色翅型♂


♂の縄張り争い（ピンボケ＆フレームアウト）

ニホンカワトンボ♀

こちらもサラサヤンマの観察中に目にしたニホンカワトンボの♀個体。
目的のトンボではありませんでしたが、木陰にたたずむその姿になんとも言えぬ清々しさを感じました。

カワトンボ羽化

♂羽化


♂羽化

旭川市のミヤマカワトンボ-その2

成熟♂縄張り


成熟♂縄張り



♀の産卵


交尾

朝8時過ぎから現地入りしていたのですが、午前中は交尾や産卵は全く見られませんでした。
午後3時を回った頃、Yさんが交尾や産卵を始めた個体を見つけ、ようやく撮影することができました。

旭川市のミヤマカワトンボ-その1

本日、Yさんがミヤマカワを撮影しに来旭するということで同行させて頂きました。昨日の旭川市内は37度超えで、旭川市江丹別では38度超えの猛烈な暑さとなりました。
今年の北海道はどうした？？と言うほど、連日の猛暑日続きです。暑さに慣れていない道民にはさすがに応えますね。
と言うことで、先週はマクロ撮影で既にミヤマカワを撮影済みなので、今日は広角レンズを使って接近撮影に挑戦しました。


ミヤマカワトンボの生息環境


成熟♂縄張り


成熟♂


成熟♂縄張り

ミヤマカワトンボ-その3

成熟♀


成熟♂


交尾済みと思われる♂と♀のペア


同カップル。　♂が産卵を促しますが、結局産卵行動には移りませんでした。

ミヤマカワトンボ-その2

成熟♂






縄張りを誇示する成熟♂です。
本種は静止している時、時折パタ、パタと翅を繰り返し開閉しますが、特に太陽光の下では♂の翅は実に見事！
この美しさは、撮影時の暑さを忘れさせてくれます。

ミヤマカワトンボ

成熟♂飛翔・・・・ピンボケ（汗）


成熟♂縄張り


成熟♀

2週間前に発生状況を見に行った時は1頭も見られず心配していたミヤマカワですが、昨日再度様子を見に行ったところ、結構な数が確認できました。
例年では６月下旬から生殖行動が見られる本種ですが、今年は発生が遅れたようです。とりあえず本種の元気な姿を見ることができて一安心です。

ニホンカワトンボ

未熟♂

ニホンカワトンボはちょうど羽化が始まった頃のようで、未熟個体のみ見ることが出来ました。
橙色型♂の未熟個体は翅の前面が白く、成熟するとこの白斑紋は消えてしまいます。成熟個体よりも未熟個体の方が美しいと感じるられる、少数派のトンボ。