夢はどうすれば叶うのか

夢を持つことが大事だと聞く。
夢は目標に繋がり、目標は習慣となり、その結果達成に向かうようだ。
しかし、世の中では夢がいつまでも夢のままで終わってしまうこともまた多いものだ。
そんな時の心構えを聞いた。
世界一のホームラン王、王貞治氏への藤平光一氏のアドバイスだ。

◆夢は通過点になったとき、あっさり叶う
　通算８６８本塁打の世界記録を持つ王貞治さん。
　その王さんが選手時代６９９本のホームランを打ち、あと１本で７００本という時に突如スランプに陥ってしまった。
　７００号を期待して、毎日大勢のファンが球場に足を運んでくれるが、なぜか打てない。
　打てない日が積み重なると、王さんの苦しみは増し、夜も眠れず食事の味もわからなくなったという。

　そんな時のアドバイスはこうだった。
　「あと１本で７００号じゃなくて、あと１０１本で８００号だと考えてみればいい。」
　果たしてその翌日、スコーンと７００号が出て、さらにホームランラッシュが続き、遂にはベーブ・ルースをも越えたのだ。

　目先の事だけに意識がいってしまうと、そこまでしか「気」が通らないらしい。
　１００ｋｍ先までを見れば、１００ｋｍ先まで「気」が通る。
　夢は通過点になったとき、あっさり叶っちゃうものらしいのです。
　たしかに人生のグランドデザインを描いていると、途中の小さな目標はどんどん達成できるなんてこともありますよね。
　また、個人的な受け止めでは、緊張の場面にも役に立ちそうです。