今日は、禅宗のご住職からずいぶんと有意義なお話を聞いた。
現在に伝わる名画だって、まったくのオリジナルではなく、修復されていることが多い。
人間だって同様に考えればいいそうだ。
◆人生 何度だって重ね塗りできる
年齢を重ねると、若いころに戻ってやり直したいと言う人がいます。
気力や体力が充実していたあのころの戻れば、やらなかったことが出来るとでも考えるのでしょう。
でも、そんな考えは不要です。
人生は、いつだって存在や意味が確定していないものです。
この世に生まれたときから、白いキャンバスに絵を描き始めるようなものではないでしょうか。
ですから、その時々の絵が、その時点での人生の意味を現わしています。
人生という絵には、何かを描き加えることが可能です。
下絵は消すことは、できないかもしれません。
それでも、絵の具を塗り重ねたり、修正したりすることは何度だって可能です。
真っ白なキャンバスに戻すことはできませんが、世の名画のように自分の人生も塗りなおして修復していけばいいのです。
それが自分の人生を築いていくことなのです。
→そうか 塗り直しや重ね塗り可能なんだ。そう考えればなんだか心が軽くなりますね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます