著名な作家ではある、太宰治。
だがそんな彼については、好き嫌いが分かれるのではないだろうか。
というのは、こんな言い方をするからだ。
◆暗い 暗すぎる
駄目な男というものは、幸福を受け取るにあたってさえ、下手くそを極めるものである。
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。
綿で怪我をするんです。
幸福に傷つけられることもあるんです。
→うんうん、その感覚は少しだけわかるような気がする。
私は自分を意識するとき、必ずヴェルレエヌの泣きべその顔を思い出し、救われるのが常である。
そして、生きていこうと思うのである。
あの人の弱さが、かえって私に生きていこうという希望を与える。
気弱い内省からでなければ、真に崇厳な光明は発しえないと私は頑固に信じている。
→暗すぎるが、そんな彼の言葉が心に染み込む方もいるのでしょうね。
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