The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

ビックリだ、目からウロコですよ!!!!!騙されちゃいけない!! 「消費税」から「インボイス制度」を知る

2023-10-23 13:26:54 | 日記
「インボイス」。聞きなれない言葉がテレビのコマーシャルから流れる。私にとっては初めて耳にする言葉。「はてな???」が続いていたぁーーー。

弁護士である郷原信郎氏のユーチューブを視聴していたら自著『「”歪んだ法”に壊される日本」――事件・事故の裏側にある「闇」――』に消費税やインボイス制度のことを詳しく説明されていることを知り、早速アマゾンにポチリ。

著書の「はじめに」に目を配ると、著作の意図が理解できる。(以下引用)。【細かい条文や解釈は別として、法律が何のために定められ、どのように運用されているのかを知ることは、国民にとって避けては通れないことのはずだ。しかし、実際には、法律の内容や運用は一般人にはほとんど理解されていない】。
このような問題意識に立って著作され、わかり易く正しく法を理解してもらうためにまとめられた著書といえる。目次を見ると社会問題になった事件や事故等を取り上げ、著者の解釈や考察や法的理解が詳しく述べられている。

第4章『「消費税は預り金」という”虚構”が日本経済を蝕んでいる』には、消費税に関して詳しく記述されている。今回初めて「消費税法」をネットで閲覧した。何度読んでも私には具体的なイメージは浮かんでこない。著者の解釈によると『「消費税法の規定からは、消費税は「取引の対価」の一部であり「預かり金」ではない」と捉え、消費税の納税義務を負うのは事業者であり、転嫁できない分は事業者の負担になる』とのことであり、「法律の誤解」が日本の経済社会に大きな歪みをもたらしてきたと述べている。であるので商品の価格表示は内税で表すのが妥当のように感じる。
例えば、駄菓子屋で50円表示の飴は消費税を含めての値段であり、あえて消費税を表記するとすれば4円(飴は46円)という具合。このことから消費税は「預かり金」でもなく「益税」でもないと踏める。

「インボイス」とは売上金額や税額が明記された伝票を指すようで、今回の「インボイス制度」は「登録番号・適用税率・消費税などを伝票に記載する制度」であり、日本語では「適格請求書制度」と表記。インボイス制度自体には問題がないようだが、消費税の税としての性格が誤解されている現状では、小規模事業者等が厳しい状況に追い込まれることになるようだ(同書P197)、と著者は危惧している。反対の声が増幅してきていることと符合する。

ところで経団連会長が消費税15%などと発言しているが、輸出品に対しては消費税が免除され(「消費税法」第四条 国内において事業者が行った資産の譲渡等・・・。第五条 事業者は、国内において行った課税資産の譲渡等・・・)、逆に税務署から輸出業者に還付されるようである。輸出大企業の場合、納入する消費税より還付を受ける消費税の方が多く、還付金が巨額に上がることもある(同書P191)。だから消費税率を上げる発言を積極的にしているのかなと、邪推したくなる。

終章には「法の基本的内容運用に対する関心とリテラシーを高めていくことが必要である。法は、国民のためのもの、国民を守るものである。しかし、その内容と運用如何によっては、恐ろしい「凶器」になることもあり得るのである(同書P266)」と綴られていた。
著書表紙の帯には、「”法意識”なき国民は権力にひれ伏す」と表示されている。法律を少しでも優しくわかり易く国民に伝えたいという著者の強い魂と真心が本書より伝わってきました。

「光熱費不足でクラウトファンティング。次代の子どもたちの科学の聖地、国立科学博物館が予算不足で悲鳴を上げている」

2023-08-08 19:27:35 | 日記
何もかも価格が高騰、爆騰している。
燃料をはじめ食料品や飼料等ほとんどは輸入に頼っている日本だから、物価の上昇は仕方がないとあきらめるしかないようだが・・・。でも日々の生活の困窮が待っている。

これは日米金利差で為替が円安に向かっていることも主に影響しているだろう。アメリカは金融の引き締めを継続し政策金利は5%強に。日本は金融緩和を続けていて、長期金利は1パーセント近くにほぼなったようだが、未だにマイナス金利。その差が為替に確実に現れていると踏める。
そのため輸入品の価格が上り、物価高が即現われた。もう日本はデフレではなくインフレに突入したと言えそう。だだ、給料の上昇が鈍いため家計が益々逼迫している状況には違いない。

家計以外に目を転じてみると様々なところにもインフレの波が押し寄せやり繰りが大変になっている。
動植物や鉱物、化石など500万点以上を保管している次代の子どもたちの科学の関心や興味を誘い科学の聖地的役割を担う国立科学博物館(かはく)が、物価高より資金不足に陥っている。保管品は温度や湿度を一定に保たなければ標本等を傷めてしまう。このままでは光熱費が賄えず、その瀬戸際に「かはく」が立たされていた。

ここで「かはく」は苦肉の策でクラウドファンティングにより1億円の寄付を集めようと恐る恐る試みたようだ。公開後素晴らしい反響があり9時間ほどで目標額に達したようで、めでたしめでたしの成果。が、そうとも言っていられない現実にハッと気づかされる。

「かはく」の事例は今の日本の重大な問題を象徴的に表していると推測できる。いや氷山の一角とも思える。「かはく」は国立の博物館だ。国が責任をもって資金的なバックアップをするところである。過日国会議員のパリ研修旅行?が、税金の無駄遣いではないかと喧しい。小耳にはさんだところではこの夏の自民党の研修旅行費は総額500億円に上るらしい。

日本は科学立国でもあり、そうでなければ豊かさを維持できない。いま経済安全保障で半導体関係の工場が国策で取り組まれている。建物の器ができても研究開発できる科学的センスと資質のある理系人財は次世代を担う子どもたちであることを忘れては元の木阿弥である。予算を塩梅、差配する政治家や役人は、税金を有効活用できる資質と知見と経済的モラル等を兼ね備えていることと、各役所や機関、施設等との双方向の疏通を十分に確保しておくことが、「かはく」のようなことを防ぐ一方策になる。有限な税金を無駄にしないためにも、当局や担当者等の声を十二分に聴き入れて執行されることを肝に銘じておきたいものであるが------------------。

転載。天災。甜菜。天才。大谷翔平選手は「天才」か・・・ウーム。

2023-07-08 19:40:08 | 日記
凡人にはほとんどなじみの薄い「天才」という言葉ですが、異星人とも名指しされている大谷翔平選手は「天才」という言葉がピッタリだろうか。

立ち話論議を覗いてみると、わたしは大谷一号、大谷二号という捉えで2人の大谷選手の投打を見ています。だって高校野球ではなく、それも大リーグでの活躍ですからね、大谷選手は二人いると思っていますよ。それを聴いていた方は、ホームランの飛距離や投げるボールのキレから判断すると地球人とは考えられず異星界から来たでしょうとたまげた顔で語ります。ここでお年寄りの方が言葉をはさみます。練習方法の独創性や身体ケアの仕方などのマスコミ情報より私は科学的なトレーニングによる努力家で、日頃の鍛錬の積み重ねの現れでは。それも自分で編み出した異次元のトレーニング方法が含まれていると思いをポツリ。やはり大谷選手は「天才」だ。

脳科学者の茂木健一郎氏が「一人で医師・司法試験・公認会計士の3つ合格した方を『天才』扱いの報道」に「心底あきれる」と苦言を呈していたことが紹介されていました。深読みします。(以下引用)
「単なる資格試験合格を天才とか言う軽薄さ」とツイートし、「この方を個人的には温かく応援する気持ちしかないのですが」とした上で、「単なる資格試験合格を天才とか言うメディアの軽薄さには心底あきれるし、大袈裟にいえば国益を損すると思います。情けない」と斬り捨てている。
続けて、その真意について「評価関数がすでに定まったものの中で最適化することは天才とは言わない。受験も資格試験もそう。それがわからないからこの国はブルーオーシャンに行けず衰退している」と説明。「なぜこんな低レベルの記事を載せるのか?」などと続けた。また、一般ユーザーからの「天才は海外に出ればいい」などとする意見に対しては、「(日本は)『資格試験通ったら天才』みたいな、幼稚で愚鈍な評価軸だけじゃないでしょ。世阿弥や利休を生み出した国だから」との見解を示している。

茂木氏のツイートを分析すると、「評価関数がすでに定まったものの中で最適化することは天才とは言わない」、このフレーズが「天才」の基準を述べている極めて重要なところ。「評価関数」、すなわち誰かが作った問題を全て解けても「天才の範疇には入らない」ことを示しています。能楽の世阿弥、侘び寂びの千利休のように、「無から有」を生み出した芸術、この世界創造者を「天才」と暗示している、いや「天才」だと述べているのでしょう。

「天才」、それは「無から有」「今の技術・知見よりジャンプやスキップ、あるいは横に大きく跳んで新技術・新知見を創出」「鍛錬やトレーニングの工夫と異次元記録」等々を創出できた方々を表す言葉といえます。

WBCは日本中を元気にしてくれた? 忖度や疑惑等の言葉が蔓延している世の中で、正々堂々と戦うことの尊さを訴えていた?

2023-03-26 21:00:47 | 日記
 昭和時代のおじさん方の帰宅後の楽しみの一つに、ビールを飲みながらテレビに釘付けになりプロ野球の試合を画面観戦であった。特に「巨人・大鵬・卵焼き」時代に育った私は強烈に焼き付いている。今回夕方6時過ぎから4日連続で深夜まで画面に噛り付かされていた私は、まさしく昭和時代の再現、タイムスリップしていた。WBCの参加選手の活躍は日本中を感動に包み、同様にいろいろな分野や領域、ジャンルにおいて一流の方々のパフォーマンスは、見届けるもの心を虜にする。まさしく心を動かされたわけである。
 
 道具等揃え費用もかさむ野球を近年は避け、サッカーに夢中になる青少年が確実に増えている。広場とボールと少数の仲間がいると遊べるスポーツであることも好影響しているように感じる。小学校の校庭でも休憩時はサッカーに没頭している児童を目にすることが多い。加えて、マスコミ報道も影響しているし、プロ野球の地上波放送の激減も大きいだろう。
 だかしかし、今回のWBCでの選手達が世界一位を勝ち取ったことの価値は極めて大きい。青少年の心に野球やスポーツ等への憧れを一層芽生えさせ、夢と希望を抱かせたことは将来に生きることを確信する。

 ところで、藤原正彦氏著書「日本人の真価」(文春新書)に目を通していたら、「武士道精神の復活」が今必要であると強く訴えていた。「武士道」とは鎌倉時代以降、特に江戸時代に多くの日本人の行動基準や道徳基準として機能していて、戦後急速に廃れてきたようである。
 その「武士道精神」の中身は、次の通りである。
   「・卑怯を憎む心 ・慈愛 ・誠実 ・忍耐 ・正義 ・勇気 ・惻隠
    ・恥 ・名誉 ・泰然自若」など。
 これらの内容を「普遍的価値観」と位置づけ、振り返り・反省し判断して自分の思考・行動と照らし合わせ、立ち戻る先の規範することが極めて重要であると解いている。さらに、これらに「ユーモア」と「教養」が加わり、それらの総体が人として極めて大切であると記述されている。巷間言われている「人間性の中身」は、「武士道精神やユーモア」であると考えているようだ。

 じつのところWBCの選手たちを「侍JAPAN」と呼んでいたが、今回の試合の数々では「武士道精神」の具現した姿の表出であったのだろうか。改めて「サムライ ジャパン」とネーミングされていたことから符合できる。


「アリの一穴だ」。微々たるものと侮ってはいけない!!。

2022-11-05 16:37:06 | 日記
90年代から先進国の中で我が国は経済が浮揚しない、勤労者の給料が上がらないなどと声高に叫ばれている。その原因の一つに巷間話題になっている旧統一教会問題があることは推測として成り立つ。以下述べることから認識可能になるだろう。

1、【経済活動の側面から考察】 信者からの献金が国内の経済活動には1円も役に立たずに、韓国に渡っていたことから、数千億円あるいは数兆円?という額が、国内からざるに水を流すように消失していったのである。たらればであるが、もしこの資金が国内で回っていたら、GDPの曲線は上昇していたであろうと想像したくなる。

2、【少子化の側面より考察】 合同結婚式で韓国に渡った日本人妻はおよそ1万3千人、現在も7千人ほどが韓国に居住しているようだ。日本では現在結婚の相手が見つからずに独身で40から60歳を迎えている男性がいる。このうちの幾人かは、国内の男性と結婚していたなら、そのお子さんの誕生を考えると、およそ1万人以上に上り、少子化の歯止めに少しは役割を果たしていたと考察できる。同様に人口減少にも・・・。

3、【不登校児童・生徒の側面より考察】 小中学校の不登校児童や生徒、高等学校での退学生徒等が年々増加している。その中には宗教2世と言われている子供も該当しているであろう。この不登校の子供たちの対応に学校現場をさらに忙しくさせている。しかも、退職した教員や現職等が勉強の面倒等を見たりしていて、その手当てが税金から賄われている現実がある。

4、【生活保護費の側面より考察】 献金のため困窮し生活が破綻して、生活保護を受けている元信者が存在するだろう。この現実は生活保護受給者の増加を助長していることになる。生活保護費の財源は、もちろん税金であり、これらの人々が定職を持ち税金を納めていたならば、国家の財源に少なからず寄与する。税金を納めるか使うかのプラスとマイナスを考えたら、おのずと国家財政にどちらがよいか判断がつく。さらに、現在議論に上がっている元信者や信者二世等の救済にも多額の税金投入が今後必要になることが予想される。等々

 まだまだ考えられるが・・・、経済的な視点より旧統一教会問題にフォーカスを試みた。述べた考察が国家予算から見たら微々たるものかもしれない。だがしかし、侮っては日本の浮揚は覚束ない。日本を毀損しているこの状況から即脱却しない限り我が国の未来は約束できない。宗教法人格の剥奪は、将来日本に禍根を残さないためにも、いま決断し執行すべき内容であると思わざるを得ない!!。