The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

「教科等の内容と学習方法との関係について」

2015-03-08 17:28:36 | 日記

 

 各教科等には担うそれぞれ固有の内容がある。それは学習指導要領に示されている。教科については内容を一文で括り、教科で培う内容の特色を端的に表している。これら内容に関する知識を「内容知」と呼ぶ。

 

「内容知」を理解するには教科毎に独自の学び方がある。この学び方に関する知識や技能(スキル)を身につけることが深い内容の理解につながる。これが「方法知」である。

 

「方法知」には、各教科等での「固有な学び方」の知識とともに、どの教科等にも共通する「ノートのとり方」「調べ方」「ICTの操作法や検索の仕方」「発表の仕方」「グループや全体での話し合いの仕方」「発表資料の作り方」などがある。

 

さらに各教科等に技能(スキル)・技術にあたる「実験の仕方」や「筆の使い方」「資料の読み取り方」「器具の扱い方や操作」など教科特有なものがある。

 

加えて、授業において情報の整理や問題解決等の際、どの教科にも通じ共通する思考のツール(考え方)として「比較する」「分類する」「多面的に見る」「関連付ける」「構造化する」「『私の考えでは』と総合化する」がある。

 

「内容知」を理解させるために、教科で培う内容を分析し、内容を理解するための方法知や各教科固有の学び方、技能・技術などを整理して授業構想を練ることが重要である。

これらの関係を表している。