リーダーの危機管理の資質能力は
百年前のスペイン風邪は高校の日本史か世界史で聞いたような、記憶の欠片のような感じ。が、「歴史は繰り返す」をまさしく実感させられています。今回の武漢コロナウイルスは、1月下旬ころにウイルスの国内侵入を抑えていたら、ここまでの負の影響は広がらなかったと後知恵で推測できます。アベノミックスの成長戦略の一つにインバウンド需要を掲げていましたから、早々に中国からの入国制限を掛けられなかったことが、ここに至っていると踏めます。
トップの危機管理能力は、組織が大きいほど悪影響が大になります。国単位では、国民に多大な負の遺産を残すことになり、取り返すためには莫大なエネルギーと長い年月と国民の犠牲と協力を必要とします。
この危機管理能力は、学級担任にも極めて重要な資質能力の一つ。大学の教職課程で履修していなくても、身に付けておくことに越したことはありません。ただしこの能力を付けるためには、何を学んでおけばよいのでしょうか。特効薬は見当たりませんが・・・。「勘を磨くこと」。そのためには情報収集と知見と想像力と多様な体験・経験と問題解決力など。総合的な能力、すなわち「究極の人間力」になります。学級担任はここまで研ぎ澄ませておかなくてもよいでしょうか。
つぎのことを頭脳の隅に。「三百、二十九、一の法則」。「300、29、1の法則」。これを発見者の名前を冠して「ハインリッシュの法則」とも。別名「ヒャリハットの法則」とも呼ばれています。ある大きな事故や事件を分析して導いた経験則。科学的な法則は「実証性・再現性・客観性」が必須ですが、経験則は百%ではないが、ほぼ一般的に通用することといえます。
三百の「ヒャリ」とすることを「見過ごしている」「気が付かない」などをそのままにしていると、二十九の「ハット」とする出来事に対して「手当や対応や処置」が緩いと、ある時に大きな事故や事件が起きて取り返しがつかなくなることを、この経験則は語っています。
この法則の応用が、日々学級で起こるトラブル対応の仕方や、授業での展開や指導の仕方などが拙かったり齟齬があったりすると、小学校の学級では「学級崩壊」に至ることの一つの知見になります。
百年前のスペイン風邪は高校の日本史か世界史で聞いたような、記憶の欠片のような感じ。が、「歴史は繰り返す」をまさしく実感させられています。今回の武漢コロナウイルスは、1月下旬ころにウイルスの国内侵入を抑えていたら、ここまでの負の影響は広がらなかったと後知恵で推測できます。アベノミックスの成長戦略の一つにインバウンド需要を掲げていましたから、早々に中国からの入国制限を掛けられなかったことが、ここに至っていると踏めます。
トップの危機管理能力は、組織が大きいほど悪影響が大になります。国単位では、国民に多大な負の遺産を残すことになり、取り返すためには莫大なエネルギーと長い年月と国民の犠牲と協力を必要とします。
この危機管理能力は、学級担任にも極めて重要な資質能力の一つ。大学の教職課程で履修していなくても、身に付けておくことに越したことはありません。ただしこの能力を付けるためには、何を学んでおけばよいのでしょうか。特効薬は見当たりませんが・・・。「勘を磨くこと」。そのためには情報収集と知見と想像力と多様な体験・経験と問題解決力など。総合的な能力、すなわち「究極の人間力」になります。学級担任はここまで研ぎ澄ませておかなくてもよいでしょうか。
つぎのことを頭脳の隅に。「三百、二十九、一の法則」。「300、29、1の法則」。これを発見者の名前を冠して「ハインリッシュの法則」とも。別名「ヒャリハットの法則」とも呼ばれています。ある大きな事故や事件を分析して導いた経験則。科学的な法則は「実証性・再現性・客観性」が必須ですが、経験則は百%ではないが、ほぼ一般的に通用することといえます。
三百の「ヒャリ」とすることを「見過ごしている」「気が付かない」などをそのままにしていると、二十九の「ハット」とする出来事に対して「手当や対応や処置」が緩いと、ある時に大きな事故や事件が起きて取り返しがつかなくなることを、この経験則は語っています。
この法則の応用が、日々学級で起こるトラブル対応の仕方や、授業での展開や指導の仕方などが拙かったり齟齬があったりすると、小学校の学級では「学級崩壊」に至ることの一つの知見になります。