<ちょうど2年前の記事を見つけたので、再録します。>
某民放テレビのニュースを見ていたら、中国に占拠された尖閣諸島を奪還する想定で、防衛省がアメリカから購入した「水陸両用強襲車」を公開していた。そうかと思いながら見ていたが、待てよ・・・ 尖閣諸島はいま日本が実効支配してるじゃないか! これは変だと思った。日本は守る方であり、奪還する必要はない!
要するに、アメリカから中古の水陸両用強襲車4両を買わされ、さらに52両購入する予定だという。マスコミは平気で尖閣諸島“奪還”と言うが、奪還するとしたら中国の方だろう。まったく防衛省の言いなりになって、マスコミは報道している。
もし、尖閣防衛のために作戦を考えるなら、ふつうは“水際作戦”とか“水際撃退作戦”と言うだろう。アメリカから中古の水陸両用車を買わされたから、苦しまぎれに“奪還”と言ったのか? とにかく、いい加減なもんだ!
もし本気で“奪還”を考えるなら、韓国が実効支配している「竹島」こそ、その対象ではないか。しかし、もし日韓両国が軍事衝突を起こせば、困るのはアメリカである。だから、なんでも尖閣諸島を念頭に置いて事を正当化しようとしているのだ。そんなことは見え透いている。マスコミはもっと客観的に、防衛省の言いなりにならないで報道しろ! と言いたい。(2014年4月17日)